例文・使い方一覧でみる「さらに」の意味


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...噫(ああ)、歓楽よ、今さらに、なじかは、せめて争はむ、知らずや、かゝる雄誥(をたけび)の、世に類(たぐひ)無く烏滸(をこ)なるを、ゆゑだもなくて、徒(いたづら)に痴(し)れたる思、去りもあへず、「悲哀」の琴(きん)の糸の緒(を)を、ゆし按(あん)ずるぞ無益(むやく)なる...   噫、歓楽よ、今さらに、なじかは、せめて争はむ、知らずや、かゝる雄誥の、世に類無く烏滸なるを、ゆゑだもなくて、徒に痴れたる思、去りもあへず、「悲哀」の琴の糸の緒を、ゆし按ずるぞ無益なるの読み方
上田敏 上田敏訳 「海潮音」

...もし五十名の志願者があればさらに劇烈に競争せねばならぬ...   もし五十名の志願者があればさらに劇烈に競争せねばならぬの読み方
丘浅次郎 「人類の生存競争」

...その手帳からさらに写し取って読者に紹介しよう...   その手帳からさらに写し取って読者に紹介しようの読み方
高見順 「如何なる星の下に」

...――(感ずるところありて)――暮れいそぐ百舌鳥のするどく身にちかく・冬がまたきてまた歯がぬけさうなこともたえず鳴る汽車のとほく夜のふかく・酔ひざめのつめたい星がながれた・わかれようとしてさらにホツトウヰスキー・しんみりする日の身のまはりかたづける病中・ほつかり覚めてまうへの月を感じてゐる十二月三日曇...   ――――暮れいそぐ百舌鳥のするどく身にちかく・冬がまたきてまた歯がぬけさうなこともたえず鳴る汽車のとほく夜のふかく・酔ひざめのつめたい星がながれた・わかれようとしてさらにホツトウヰスキー・しんみりする日の身のまはりかたづける病中・ほつかり覚めてまうへの月を感じてゐる十二月三日曇の読み方
種田山頭火 「其中日記」

...いまさらに感ぜられるのは...   いまさらに感ぜられるのはの読み方
田山花袋 「田舎教師」

...さらにそれを統計にかけて表示しなければならない...   さらにそれを統計にかけて表示しなければならないの読み方
寺田寅彦 「感覚と科学」

...さらに堪えがたかった...   さらに堪えがたかったの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...映画は彫刻の三次元性をも超えてさらに四次元空間の芸術となって現われるのである...   映画は彫刻の三次元性をも超えてさらに四次元空間の芸術となって現われるのであるの読み方
中井正一 「美学入門」

...さらに放射線による原子病患者は数限りなく発生せんとするのである...   さらに放射線による原子病患者は数限りなく発生せんとするのであるの読み方
永井隆 「長崎の鐘」

...最近にさらに一大改良を施されて...   最近にさらに一大改良を施されての読み方
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」

...さらに巷説によると...   さらに巷説によるとの読み方
中山太郎 「穀神としての牛に関する民俗」

...これを歌っているヒュッシュの出来栄(できばえ)はさらにすばらしい...   これを歌っているヒュッシュの出来栄はさらにすばらしいの読み方
野村胡堂 「楽聖物語」

...シューマンはさらに変った方法によって高度の発達完成を遂(と)げた...   シューマンはさらに変った方法によって高度の発達完成を遂げたの読み方
野村胡堂 「楽聖物語」

...人間にはスボンの理由よりもさらに強い理由をもつことができるかどうか...   人間にはスボンの理由よりもさらに強い理由をもつことができるかどうかの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...焼討ちも計れまい」さらに...   焼討ちも計れまい」さらにの読み方
吉川英治 「三国志」

...さらに思いが筑紫(つくし)に飛べばなおゾッとした...   さらに思いが筑紫に飛べばなおゾッとしたの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...さらに北をあおぐと...   さらに北をあおぐとの読み方
吉川英治 「神州天馬侠」

...これは四郎よりさらに獰猛(どうもう)な人相をそろえて...   これは四郎よりさらに獰猛な人相をそろえての読み方
吉川英治 「親鸞」

「さらに」の書き方・書き順

いろんなフォントで「さらに」

「さらに」の英語の意味


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   仕立物   李漁  

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