...さらにこれを細別すれば...
井上円了 「おばけの正体」
...さらにおそろしい攻撃兵器がしまってあるのにちがいない...
海野十三 「太平洋魔城」
...さらに南へ南へと道を急いだ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...クロはいわゆる「科学的」社会主義の祖述者のごとくに、ことさらに、むずかしい文字と文章とを用いて、そして何だかわけの分らない弁証法などという論理法によって、数千ページの大冊の中にその矛盾背理の理論をごまかし去るの技倆を持たない...
大杉栄 「獄中消息」
...さらには、本当の科学的研究の大胆さをわれわれの日常の議論に応用することを教えてくれ...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...そこからさらに時間を計ってドリイに会いに行こうと思った...
大杉栄 「日本脱出記」
...」彼はさらにいっている...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...二月を経てさらに軽(かろ)くなりぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...古語拾遺に『大地主神、田を営るの日、牛の宍(しし)を田人に食はせ』たことや、さらに、『宜しく牛の宍を以て、溝の口に置かせた』ことがあり、なお播磨国風土記の賀毛郡雲潤里の条に丹津日子神が『吾れ宍ノ血を以て佃(つく)る故に、河の水を欲せず』とあるは、即ち牛の血液に稲種を浸すことで、以上は牛の肉や血を農耕に用いた呪術であって、ともに我国固有の習俗と見るべきである...
中山太郎 「穀神としての牛に関する民俗」
...さらに彼はその髪に古風な高い髢(かもじ)を入れて...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...さらにあの悠容迫らざる調子で花橘(かきつ)...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...扇子を頭へさしかける(小圓太は支那人の意でさらに羽織を裏返しに着る...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...さらに野蛮の賛美にまでも及ぼうとしている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...臣下の最も微賤なものよりもさらに卑しい人間にすぎない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...さらに低いお蝶の声で...
吉川英治 「江戸三国志」
...さらに今日の午後にはまた...
吉川英治 「私本太平記」
...さらにこんなこともある...
吉川英治 「私本太平記」
...それよりもさらに...
吉野秀雄 「長谷川等伯の「松林図屏風」」
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