...「さようです...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...」さようなら...
太宰治 「パンドラの匣」
...「美しい女が糸車を廻しております」「なに美しい女」「さようでござります」「それでは其の方が案内して...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...「さようなら」をいつまでもいうまいとする...
田中英光 「さようなら」
...どうかさようにお計いをお許し下さいましといって赦免の運動を試みようとしたが法然はそれを聞かなかった...
中里介山 「法然行伝」
...残る二味を申上げても一向面白くはないわけで」「左様(さよう)」「少しおかしな事になったぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...6 ハイ さようなら私はこの国を去るようになったのですが...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...他の諸獣も日月蝕(しょく)を懼(おそ)るるを見るとさような事もありなん...
南方熊楠 「十二支考」
...「失礼でございますが、お武家さまはよほど小説類はお読みでいらっしゃいましょうな」「……うん?」老人はこちらへきらりと眼を向けた、それは本当にきらりと光る眼だった、「小説なぞは続まん」「……へえ、さようで、……」寒笑は首をすくめた、老人は盃を下に置き、低いしずかな声で、もう少し近う寄れと命令するように云った、「な、なんでございますか」「恐がることはない、近う寄れ」「へえ……」老人はぐっと寒笑をねめつけた...
山本周五郎 「新潮記」
...左様(さよう)な立入った詮議は大目付殿のお耳には却(かえっ)て這入らぬものじゃでのう...
夢野久作 「名君忠之」
...楠木兵衛となりますな」「さよう...
吉川英治 「私本太平記」
...爺はさように思わぬか」ともいった...
吉川英治 「私本太平記」
...みな左馬殿直々(じきじき)のさしずでしょうが」「さようではございますが...
吉川英治 「私本太平記」
...さようなものはじぶんにとって欲(ほ)しゅうもない...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「さようでございまする...
吉川英治 「親鸞」
...海へ出たら定めし爽(さわ)やかであろう」「さようでござります...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...中食(ちゅうじき)には」「もう午刻(ひるどき)で」「さようか...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...それから何にしましょう、西大寺の十二天、さよう、一幅でいいとなるとまず水天ですかな、まあそうでしょうな、それから、薬師寺の吉祥天、さよう、あれも代表的のものですからな、それから信貴山縁起(しぎさんえんぎ)、ようがす、それから、それだけですか、なにおよろしければいくらでも出しますよ...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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