...葉子は両手の脈所(みゃくどころ)を医員に取られながら...
有島武郎 「或る女」
...大動脈(だいどうみゃく)を破壊してしまったものらしい...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...やがて尊(とうと)い鉱脈(こうみゃく)でも発見される見込みがあるのではなかろうか...
海野十三 「雪魔」
...倒れている婦人の脈搏(みゃくはく)を検(しら)べた...
海野十三 「流線間諜」
...気合をかけると己(じぶん)の脈(みゃく)がとまるよ...
田中貢太郎 「仙術修業」
...脈搏(みゃくはく)ガ微弱デ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...尊卑分脈(そんぴぶんみゃく)所載の順序に従えば...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...夜の静(しず)けさのうちに動脈(どうみゃく)をふくらます血液(けつえき)の音...
ロマン・ローラン 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その上にお医者さんで脈処(みゃくどころ)を心得ているから鬼に金棒でございますよ」「なるほど...
中里介山 「大菩薩峠」
...問題の髑髏が三藐院(さんみゃくいん)の掛物の前で...
中里介山 「大菩薩峠」
...法然は特に乞うて華厳宗の血脉(けちみゃく)並に華厳宗の書籍などを渡された...
中里介山 「法然行伝」
...我国文運の命脈(めいみゃく)甚だ覚束(おぼつか)なしと思ひ...
福沢諭吉 「蘭学事始再版序」
...全辺で葉中(ようちゅう)に三縦脈(じゅうみゃく)があり...
牧野富太郎 「植物知識」
...山脈(さんみゃく)の雪はまっ白に燃(も)え...
宮沢賢治 「おきなぐさ」
...山脈(さんみゃく)は若(わか)い白熊(しろくま)の貴族(きぞく)の屍体(したい)のようにしずかに白く横(よこ)たわり...
宮沢賢治 「シグナルとシグナレス」
...おのずから燐(りん)のごとく眼脈(がんみゃく)に燃(も)えあがっているので...
吉川英治 「神州天馬侠」
...甲賀家の断絶も僅かにその命脈(めいみゃく)を延ばすことができます――ここまで読みかけると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...阿讃山脈(あさんさんみゃく)の根から...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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