...根性のさもしい為でもない...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...さもなければ、頭脳が麻痺(まひ)してしまったのだ...
海野十三 「暗号数字」
...王女は年も美しさも...
鈴木三重吉 「黄金鳥」
...そして時々霧のやうに落ちて来る憂鬱にさも堪へかねたやうに...
薄田泣菫 「独楽園」
...けさも早起して散歩...
種田山頭火 「其中日記」
...これは生徒に寛で教師に厳な彼としてさもあるべきことだと著者が評している...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...さも困ったような顔をしていたが...
徳田秋声 「あらくれ」
...湖の地形や広さもわかりました...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...この谷に溢れ返る時の怖ろしさも...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを表向(おもてむき)さも嬉(うれ)しい消息ででもあるように取扱かって...
夏目漱石 「明暗」
...怯(おび)え切つた眼の初々(うひ/\)しさも十九(やく)より上ではないでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...怨みの深さもわかるのに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さもなきゃ馬車の中で台詞を覚えることなんてしません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...さもなければ加州のサンタ・モニカに出張している筈です...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...女同士のいやさもきつく感じている半面で...
宮本百合子 「異性の間の友情」
...御著(ごちゃく)の城主小寺政職(おでらまさもと)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...その迅(はや)さも及ばなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...さも大仰(おおぎょう)にいって...
吉川英治 「宮本武蔵」
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