...単に身体の大きさのみに就いて云うても...
丘浅次郎 「人類の将来」
...(社領五百石)此山さのみ高山にもあらざれども...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...猶※(そり)に種々の話(はなし)あれどもさのみはとてもらせり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...さのみはとて詳究せず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...ただ相変らず人気(ひとけ)のない淋(さび)しさのみが...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...その目にあるのはひたすら辛抱強い慇懃さのみ...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...駈落ぐらいはこの社会にとってさのみ驚くべきことではなかったが...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...さのみ繁くもない樺のほそぼそとした幹は思いがけずも白絹めく...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...さのみ退屈にも感じませぬ」「毎朝一度ずつは...
中里介山 「大菩薩峠」
...意志がさのみ強くないものもあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...さのみ感心した様子もなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...弁信はさのみ失望しなかったと見えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...にがにがしき事なれども女の心だて悪るからねば檀家の者もさのみは咎(とが)めず...
樋口一葉 「たけくらべ」
...さのみに思はざりし前鼻緒のずる/\と拔けて...
樋口一葉 「たけくらべ」
...さのみに思(おも)はざりし前鼻緒(まへはなを)のずる/\と※(ぬ)けて...
樋口一葉 「たけくらべ」
...蒲団(ふとん)やの時代からさのみの男と思はなんだがあれこそは死花(しにばな)...
樋口一葉 「にごりえ」
...純粋さのみをかき集め...
横光利一 「欧洲紀行」
...さのみ騒ぐまじく覚え有之(これあり)候あいだ...
吉川英治 「日本名婦伝」
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