例文・使い方一覧でみる「さなか」の意味
スポンサーリンク...ネズミ一匹ぬけださなかったと断言（だんげん）し... 
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...陽の光は射さなかつた...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...中には叔母が田舎にいた時分から離さなかった頭髪（あたま）のものなどもあった...
徳田秋声 「足迹」
...」殿下は耳を貸さなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...無信仰な民衆のさなかにこの信仰ある大芸術家がいたことは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...白雲ほどの内容ある感傷は起さなかったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...私にそんな気の起った事はまだありません」先生は私の言葉に耳を貸さなかった...
夏目漱石 「こころ」
...まだ洩（も）らさなかつたのを天祐（てんいう）の樣（やう）に有難（ありがた）く思（おも）つた...
夏目漱石 「門」
...もう誰も手を出さなかつた...
新美南吉 「耳」
...これを許さなかったら...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...疾走中に弓を射て的をはずさなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...実際には六冊しか出さなかった...
柳田国男 「故郷七十年」
...嫁が土蔵に入ることを許さなかったというところが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...もし上意と申さなかったとしたら...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...然るにこの山車をだすと必ず暴風雨があるというので滅多に出さなかった...
山本笑月 「明治世相百話」
...そのお客の事を俺に話さなかったんだね」愛子は丸髷を...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...聞いたらよかろう」「ばか言ってやがら」連中は服さなかった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...日吉の顔から眼を離さなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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