...学者は喫茶店(きっさてん)へ...
アンデルセン 楠山正雄訳 「影」
...芝原嶺(しばはらたふげ)を下り湯沢(ゆさは)に抵(いたら)んとする途(みち)にて遙(はるか)に一楹(いちえい)の茶店(さてん)を見る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...山をはなれて暑もはげしく汗(あせ)もしとゞに足もつかれたれば茶店(さてん)あるがうれしく...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...物音と云っては今彼を乗せて来た電車が交叉点(こうさてん)を越えて上野のほうへ走っている音だけであるが...
田中貢太郎 「青い紐」
...神保町の電車の交叉点(こうさてん)の方へと...
田中貢太郎 「妖影」
...大阪の桜橋交叉点(こうさてん)のところで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...F屋喫茶店(きっさてん)にいた文学青年給仕のM君はよく...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...清らかに明るい喫茶店(きっさてん)にはいって...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...近ごろよく喫茶店(きっさてん)などの卓上を飾るあの闊葉(かつよう)のゴムの木とは別物である...
寺田寅彦 「試験管」
...喫茶店(きっさてん)の清潔なテーブルへすわって熱いコーヒーを飲むのも盛夏の候にしくものはない...
寺田寅彦 「備忘録」
...彼は三丁目の交叉点(こうさてん)へ来ていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...するとちょうど交叉点(こうさてん)のあたりまで乗り出したところで...
徳田秋声 「仮装人物」
...唯有(とあ)る茶店(さてん)で車を下りた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...茶店(さてん)で人を雇うて...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...現今(いま)電車の交叉点(こうさてん)になっている四辻に...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...茅場町(かやばちょう)の交叉点(こうさてん)から一寸右へはいったところに...
林芙美子 「新版 放浪記」
...その身は浜のさる茶店(さてん)の支配人をしている事なれば...
二葉亭四迷 「浮雲」
...それが新旧二通りの説話の交叉点(こうさてん)にもなったかとも思われるのだが...
柳田国男 「海上の道」
便利!手書き漢字入力検索