...お増は気振りなどのさっぱりしたその女と誰よりも親しくしていた...
徳田秋声 「爛」
...油気の少いさっぱりしたものではあるが...
豊島与志雄 「女客一週間」
...さっぱりした土地になった...
豊島与志雄 「ものの影」
...気質のさっぱりした...
長谷川時雨 「市川九女八」
...いろいろ手を入れたので幾らかさっぱりしたから...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...さっぱりしたなあ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...これでさっぱりした...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...いかにもさっぱりした快い風貌の女のひとです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さっぱりした落付いた...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...日頃からさっぱりした・気前のよい・男だった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...紬縞(つむぎじま)らしいさっぱりした着物に...
山本周五郎 「青べか物語」
...いつも垢(あか)のつかないさっぱりした物を着ていたし...
山本周五郎 「季節のない街」
...男まさりのさっぱりした気性で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...これでさっぱりした...
山本周五郎 「やぶからし」
...一業を仕果したあとのさっぱりした寛(くつろ)ぎと...
吉川英治 「上杉謙信」
...これでさっぱりしたでしょう」「ああ...
吉川英治 「三国志」
...そして、この中にまだ張飛の姿が見えないがと、案じていると、その張飛もまた、ひと足あとから、これへ駈けもどってきて、「ああ、さっぱりした...
吉川英治 「三国志」
...さっぱりした人です...
吉川英治 「松のや露八」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??