...何もかも明らかにして気分だけでもさっぱりしたいとそう思う事もあった...
有島武郎 「或る女」
...この正月にさっぱりしたなりをさせてくれ...
大杉栄 「獄中消息」
...そうしてさんざんあくびをしたあとのさっぱりした気持ちも大いに泣いたあとのすがすがしいここちとどこか似ているようである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...とにかくこれでさっぱりしたよ...
徳田秋声 「爛」
...興味がなくなるとさっぱりしたもので...
豊島与志雄 「或る素描」
...女はいつもさっぱりしたものです...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...何もかも保子へ告白してさっぱりしたいという願いが...
豊島与志雄 「反抗」
...切れっぷりのさっぱりしたことを感じないでもないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...さっぱりしたとこで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...彼が旅行したある地方では非常に多数のさっぱりした小家屋や非常によい衣服を見...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...私は薄手の方がさっぱりした使い心地だろうと思いますが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いかにもさっぱりした快い風貌の女のひとです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あなたにさっぱりした浴衣でもうしろからきせかけて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この扁桃腺のフクレでズコズコ云っていたのもすっかり解決いたしさっぱりした気分になりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さっぱりした心持で何かをあらたに受けいれようとする構えに...
室生犀星 「生涯の垣根」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...さっぱりしたこの場のただ一つの真実だった...
横光利一 「微笑」
...「さっぱりした」巌流はつぶやいた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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