...さっさと次の間(ま)へはいって行った...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...さっさと帰って行く明智の後姿が...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...さっさと歩きながら鏡に映った男のことを...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...台所(だいどころ)からさっさとでていくことだってありました...
高山毅 「福沢諭吉」
...これぁ駄目(だめ)だと思ったので僕は、さっさと降りた...
太宰治 「正義と微笑」
...さっさと早くなおって...
太宰治 「パンドラの匣」
...早(はよ)起してさっさと追い出してしもてエな...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...少年はさっさと通りすぎて行くが...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...車屋をつれて来てさっさと出てきた...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...さっさと松茸飯(まつだけめし)を手盛(てもり)にして食べ始めた...
夏目漱石 「明暗」
...さっさと行き出した時...
夏目漱石 「明暗」
...私と寝たいのならさっさと這入っていらっしゃい...
林芙美子 「新版 放浪記」
...さっさと帰れ」「では...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...さっさと又火の中へはいっていってしまった...
堀辰雄 「幼年時代」
...「けちけちすんなてばせえ」「さっさとしろってばな...
山本周五郎 「七日七夜」
...さっさと、城中に帰り、もう宵の灯となった...
吉川英治 「新書太閤記」
...さっさと戻りかけた...
吉川英治 「野槌の百」
...さっさと勇んで帰ってゆく...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索