...さっさと俺家出てもらアべ...
犬田卯 「米」
...気軽にかかれるものでしたら、さっさと、次の仕事に移れますが、上納の画こそは、永久御物として、御保存のごく名誉の御用画として我が精根を打ち籠めたいと思えば思うほど、そうは運びません...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...佐々(さっさ)、お前は、まだライスカレーの食い方が足りないらしいぞ」「ははあ、ライスカレーですか...
海野十三 「火星兵団」
...さっさと歩きながら鏡に映った男のことを...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...「郵便ほいおかみの御用でもっさっさ」江戸見物「江戸(えど)をみせよう」源六(げんろく)は耳をつまんでつりあげた...
竹久夢二 「どんたく」
...さっさと正門へはいって行ってしまった...
太宰治 「正義と微笑」
...さっさと私は歩く...
太宰治 「父」
...さっさと摩擦をすませて...
太宰治 「パンドラの匣」
...翠(みどり)の梢(こずえ)に颯々(さっさつ)の音を立てゝ居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼はさっさと何処かへ行ってしまったことだろう...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...さっさと又火の中へはいっていってしまった...
堀辰雄 「幼年時代」
...さっさと梯子を降ろしてしまった...
牧逸馬 「運命のSOS」
...彼女たちはさっさと相手をつかまえるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...さっさといってしまいました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ホレおばあさん」
...」久慈はそう云うとひとりマロニエの並木の下へさっさと這入っていった...
横光利一 「旅愁」
...黙然と見ていた佐々介三郎(さっさすけさぶろう)は...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...抑えておるし――佐々(さっさ)介三郎は早(はや)...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...――はやく行け」さっさと...
吉川英治 「松のや露八」
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