...手古奈が爲めなら何の命が……と云うた丹濃が面ざしはさすがに手古奈が胸に刻まれてゐる...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...だが主人の方もさすがに...
犬養健 「姉弟と新聞配達」
...さすがにぎくりとしたように振り返りました...
梅崎春生 「Sの背中」
...さすがの名探偵も...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...さすがにまだ噛みつきも...
中里介山 「大菩薩峠」
...さすがに面はゆいものがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...さすがに青嵐居士の炯眼です...
中里介山 「大菩薩峠」
...さすがの僕もその時ばかりははっと息の穴が塞(ふさが)ったかと思ったよ」「もう御やめになさいよ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...さすがに商売気を離れた好奇心は動きます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さすがの竜巻村でも十七年来この方のことだといふ噂ぢやありませんか...
牧野信一 「鬼の門」
...普通ではさすがに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...さすがに不死身で絶気のあとでは...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...さすがにピシッと出来ていて...
三好十郎 「好日」
...さすがは博多一の目明の良助さん」「おだてなさんな...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...厳与は、心のうちで、「さすが、江東の小覇王(しょうはおう)とかいわれるだけあって、颯爽(さっそう)たるものだが、まだ乳くさいところは脱けないな...
吉川英治 「三国志」
...さすがは偉(えら)いもんだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...さすがの武大も耐えかねた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...……さすがに馬だけは...
吉川英治 「源頼朝」
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