...そこでさすがの佐渡守も...
芥川龍之介 「忠義」
...さすがに緊張の御様子である...
太宰治 「十二月八日」
...雪子はさすがによく燥(はしゃ)いで例になくおしゃべりをした...
谷崎潤一郎 「細雪」
...尊いものの様に撫(な)ぜさする...
富田常雄 「面」
...南部屋敷もさすがに人は寝静まる...
中里介山 「大菩薩峠」
...さすがに武術の心得があるだけに米友は...
中里介山 「大菩薩峠」
...有繋(さすが)にお袋(ふくろ)は小麥粉(こむぎこ)を隱(かく)してお品(しな)へ遣(や)つた...
長塚節 「土」
...「おや、銭形の」「三輪(みのわ)の兄哥(あにき)でしたか」嫌な者に逢ったとは思いましたが、平次はさすがに、縄張にこだわる男ではありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これは大変」さすがに尻餅はつきませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お秀はさすがに娘盛りで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さすがは親分で」「新造か...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...気がくさくさするとみえ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...頻りにふり仰いでは頭上を指さす...
原民喜 「小さな村」
...さすがの吹雪男も仁王門の椽の下は...
牧野信一 「鬼の門」
......
室生犀星 「抒情小曲集」
...さすがに知識ある青年の選んだ方向といっていい...
吉川英治 「三国志」
...「甲州へ潜(もぐ)り込んでは――」と、小六もさすがに、諦(あきら)め顔(がお)につぶやいたが、しかし、無念そうであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...通さすわけにはまいらぬわい...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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