...十銭を減少さすことはそれにかえられなかった...
犬田卯 「錦紗」
...明智探偵なんて知りませんよ」とさすがに用心深い返事をしたが...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...流石(さすが)に彼の面から消えるのであつた...
オウ・ヘンリ 三宅幾三郎訳 「水車のある教會」
...男はさすがにいつまでもゲラゲラ笑ってもいませんし...
太宰治 「人間失格」
...睡っている崑の体をさすって...
田中貢太郎 「青蛙神」
...さすがに秋吉附近は大理石の産地...
種田山頭火 「行乞記」
...さすがに父だか母だかは糞ではわからないらしい...
寺田寅彦 「小浅間」
...さすれば次には、前にAについて行なったと同様の方法を、今度はBについて行なうべきである...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...黒助の指さす方を見やります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さすがに嫉妬(しっと)がましく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さすがに泊ることはありませんでしたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...甲府はさすがに大厦(たいか)高楼...
樋口一葉 「ゆく雲」
...さすがに我を折って...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...指一本さすことができようか――...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...さすがの吹雪男も仁王門の椽の下は...
牧野信一 「鬼の門」
...もうこうはしておられませぬ」さすがの昌仙が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...さすがに伊勢にも武士ありと...
吉川英治 「新書太閤記」
...おれに指でもさすなら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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