...さし絵にあった盗賊のものすごい姿が...
江戸川乱歩 「大金塊」
...および茶道具のさし絵が書いてある...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...浮世絵に関する若干の書物のさし絵...
寺田寅彦 「浮世絵の曲線」
...そう思って私は試みに手近な書物のさし絵を片はしから点検して行った...
寺田寅彦 「浮世絵の曲線」
...これは写真としてはリリュストラシオンのさし絵で見た事はあったが...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...たとえばわずかに書物のさし絵として見る「ポチョムキン」や「母」の中のいろいろのシーンからもうかがわれる...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...「衛戍病院(えいじゅびょういん)」はさし絵の味が勝っている...
寺田寅彦 「昭和二年の二科会と美術院」
...こういう画題をさし絵でなくするのはむつかしいものであろうとは思うがなんとかそこに機微なある物が一つあるであろうとは思う...
寺田寅彦 「昭和二年の二科会と美術院」
...子供の時分から色刷り石版画や地理書のさし絵で見慣れていて...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...そのさし絵の木版画に現われた西洋風景はおそらく自分の幼い頭にエキゾチズムの最初の種子を植え付けたものであったらしい...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...またページを繰ってさし絵を見ただけの本でも...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...そうして中学校の参考書のさし絵のでたらめに吹き出したり...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...お父さんは雑誌のさし絵をかく画家でした...
槇本楠郎 「原つぱの子供会」
...はじめさし絵から...
宮本百合子 「新しい文学の誕生」
...さし絵にはまばゆいほど宝石をちりばめた冠をかぶって...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...さし絵のものすごさにつりこまれてお龍は熱心にそれによみふけった...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...石井鶴三の「大ボサツ峠」のさし絵は...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...本書のさし絵については源豊宗君及び奈良飛鳥園主の好意を受けた...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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