...寄附金の足らないために事業がさしつかえるような孤児院ではなくして...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...ときには宿屋の払いにもさしつかえることなどもあって...
海野十三 「火薬船」
...これから恐竜とのつきあいにさしつかえるからね」「そのことだが...
海野十三 「恐竜島」
...みんなを助け出してやらんことには仕事にさしつかえるしね...
江戸川乱歩 「探偵小説このごろ」
...商店の方では事務にさしつかえるのでまた別の事務員を入れたが...
田中貢太郎 「机の抽斗」
...市民としての修養にさしつかえるからとでも云うのであろうが...
戸坂潤 「社会時評」
...書記代理が友人との会食か何かでさしつかえることがなければ...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...まもなく食物(たべもの)にもさしつかえるようになりました...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...さしつかえる事なくば...
中里介山 「大菩薩峠」
...これでは食事にもさしつかえるから...
久生十蘭 「黒い手帳」
...書いてしまうと小説の方の材料にさしつかえるので...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...何かさしつかえると実に相すまないから前晩までふせておいて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...二日はさしつかえるし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...恥ずかしいはなしだけれどその日のものにもさしつかえるようなことさえある...
山本周五郎 「日本婦道記」
...舞台にさしつかえるから...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...明日の親類どもの披露(ひろう)の宴には第一にさしつかえる...
吉川英治 「松のや露八」
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