...小止(をや)みないさざめきを送つて来る...
芥川龍之介 「東洋の秋」
...小鳥のやうにさざめき立つて...
芥川龍之介 「舞踏会」
...「出すべ」そのさざめきの間に...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...ちひさな さざめきをふくみ...
大手拓次 「藍色の蟇」
...軽く大気のなかに躍りさざめき...
薄田泣菫 「独楽園」
...道(みち)ゆきのさざめき...
薄田淳介 「白羊宮」
...窓の下、歳の市の売り出しにて、笑いさざめきが、ここまで聞えてまいります...
太宰治 「虚構の春」
...彼等いよいよ笑ひさざめき...
太宰治 「「地球圖」序」
...小さな黒奴(くろんぼ)女のさざめき……夜になれば...
ボードレール 富永太郎訳 「計画」
...アーダとミルハとは笑いさざめきながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...笑ひさざめきながら袋を中へ引きずり込んだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...さざめき出した情慾の波を鎮めにかかつた...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...海の洗いながす音と岸による波のさざめきとがその歌にきこえていた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...(その前を三人が笑いさざめきながら室を出て行く)音楽 (オルゴールの曲...
三好十郎 「樹氷」
...華やかな女のさざめきが微笑のように迫るなら...
横光利一 「花園の思想」
...異様な花を咲かせてさざめき返っていることだろう...
横光利一 「夜の靴」
...遠く近く々(きき)としたさざめきが洩れて来る...
吉川英治 「新書太閤記」
...笑いさざめきを止めた...
吉川英治 「新書太閤記」
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