...樹明君がやつてきた...
種田山頭火 「行乞記」
...庵に放つたらかしい(マヽ)おいた樹明君はどうしたか知ら!駄菓子のお婆さんが...
種田山頭火 「行乞記」
...樹明君が手をとつて教へてくれた三平汁(?)はめづらしくもあり...
種田山頭火 「其中日記」
...あれはうちの灯・冴えかえる夜の酒も貰うてもどる・つまづいて徳利はこわさない枯草樹明君に・燗は焚火でふたりの夜・雪ふる其中一人として火を燃やす・雪ふるポストへ出したくない手紙仕事すまして雪をかぶつて山の家まで晴れて雪ふる里に入る・雪がつみさうな藪椿の三つ四つ一人にして(マヽ)の音澄む・のどがつまつてひとり風ふく・ふるよりつむは杉の葉の雪雪のふるかなあんまりしづかに・雪...
種田山頭火 「其中日記」
...……網代笠を修繕する、いつぞや緑平老は、ずゐぶん破れましたねといつた、樹明君は、新らしいのを買つてはどうですかといふが、物を活かせるだけ活かすのが禅門の教であり、同時に新らしい笠をかぶるよりも一杯やりたいのが私の煩悩でもあり、熱心に紙を張り渋を塗つて役立てるのである、このところ一句あるべくして一句もなかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...樹明君が生酔本性を発揮して...
種田山頭火 「其中日記」
...夜中に樹明君が例の如く泥酔して来庵...
種田山頭火 「其中日記」
...午後は来書の通りに樹明君来庵...
種田山頭火 「其中日記」
...午後、樹明君、敬治君来庵、酒と汽車辨当を買うて、三人楽しく飲んで食べて話した、夕方からいつしよに街へ出かけてシネマを観た(トーキーでないので、せつかくのヱノケンも駄目だつた)、それから少し歩いて、めでたく別れた...
種田山頭火 「其中日記」
...樹明君の側に寝てゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...……樹明君よ、お互につつしみませう!ぼう/\ばく/\として今日一日は閉居した...
種田山頭火 「其中日記」
...樹明君とSさん来訪...
種田山頭火 「其中日記」
...樹明君から来信、よい事があるといふ、夕方から出かける、御馳走を頂戴する、敬君待つても来らず、泊る...
種田山頭火 「其中日記」
...樹明君を訪ねて飯米を貰うて戻る、南無樹明大明神!午後、Nさん来庵、夕方、樹明君来庵...
種田山頭火 「其中日記」
...酔樹明君があやしげな女を連れて来た...
種田山頭火 「其中日記」
...夕方、樹明君来庵、飯が食べたいといはれても、麦飯、胡瓜、味噌、そして白湯しかなかつた、杉の葉を燻して、しばらく漫談...
種田山頭火 「旅日記」
...小郡の樹明君を訪ねる...
種田山頭火 「松山日記」
...どうして出たものか? 明君の下に妹がもう一人居たね...
三好十郎 「その人を知らず」
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