...「さかしらは御無用じゃよ...
芥川龍之介 「邪宗門」
...36さかしらに みづからをほこりしはかなさに くづほれ 無明の涙に さめざめとよみがへる薔薇の花...
大手拓次 「藍色の蟇」
...海女君は都のさかしら女(め)...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
......
種田山頭火 「其中日記」
...私は今ひとりになって世のさかしらな人びとに愚かな己(おのれ)の姿を見る苦しみからのがれ...
中勘助 「島守」
...誰が讒言(さかしら)に動かされてか打捨て給ふ情なさよ...
樋口一葉 「雪の日」
...何という美しさかしら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さかしら立てて聞かして貰うのは...
三好十郎 「斬られの仙太」
...さかしら立てて聞かしてもらうのは...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...さかしらで浮浪者染みた...
三好達治 「霾」
...不知火の筑紫の綿は身につけていまだは着ねど暖かに見ゆ(沙弥満誓)今日もかも明日香の川の夕さらず蛙鳴く瀬のさやけかるらむ(上古麻呂)丈夫の弓末振りたて射つる矢を後見ぬ人は語りつぐがね(笠朝臣金村)あなみにく賢(さかしら)をすと酒のまぬ人をよく見れば猿にかも似る(大伴旅人)等の歌は...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...世の人のさかしらで...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...後の庄屋等がさかしらに「外」の字を当てたと見える...
柳田國男 「地名の研究」
...さぞさかしらに聞えることでしょうけれど...
山本周五郎 「日本婦道記」
...疑いと云わなければさかしらだてである...
山本周五郎 「日本婦道記」
...非人風情の賢明(さかしら)ぶりを感心すると同時に...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...穿(うが)ちし壁をさかしらに太き石もて繕(つく)ろひぬ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...さかしらな顔してこの偉(おお)いなる大人(おとな)にたてを突いて来ただろうか...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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