...真っ倒(さかさま)に跳ね下りたりする...
芥川龍之介 「上海游記」
...柱の上にけばけばしい色の木箱がさかさまにのせてあった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...助手先生まっさかさまに大地へ墜落し...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...(馬の背に裳(もすそ)を掻緊(かいし)む)倒(さかさま)に落ちて落ちて...
泉鏡花 「海神別荘」
...天井をさかさまに這うことさえ出来ます...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...自由の海へまっさかさまに跳びこむことのできたのは...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...曲芸師のからだがとつぜん宙にはねとばされてまっさかさまに墜落し...
モーリス・ルヴェル 田中早苗訳 「或る精神異常者」
...何でも逆様(さかさま)だから叶(かな)わねえ...
夏目漱石 「草枕」
...まつさかさまに地べたにのめつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...逆様(さかさま)にブラ下ったりして見せた...
夢野久作 「猿小僧」
...運河の中へまっさかさまに跳び込んだ...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...さかさまに懸つて空を踏んで行く――私は...
牧野信一 「酒盗人」
...いつか僕の体はさかさまに水ふちにのめり...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...さかさまに見る海のやうな青空を...
牧野信一 「岬の春霞」
...鋸牙鉤爪(のこぎりばかぎのつめ)鬚健にして尖(とが)り舌大きさ掌のごとく倒(さかさま)に刺(はり)を生ず...
南方熊楠 「十二支考」
...ご免下さいまし」こう言ってまっさかさまに海に飛び込んだ...
森鴎外 「山椒大夫」
...真逆様(まっさかさま)に突き落された訳で……しかもそれは私のような馬鹿を探し出すために...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...比叡の峰(みね)の背(せ)からまッさかさまに大津(おおつ)の空へとかかってくるところ...
吉川英治 「神州天馬侠」
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