...まつ逆樣(さかさま)におれを吹(ふ)き落(おと)さうとする...
芥川龍之介 「藪の中」
...三階からまっさかさまに下へおちました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「しっかり者のすずの兵隊」
...股引(もゝひき)を倒(さかさま)に...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...まっさかさまに落ちた...
海野十三 「太平洋魔城」
...さかさまにぶらさがったまま...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...まっさかさまなのです...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
......
種田山頭火 「其中日記」
...紺碧のナポリの湾から山腹を逆様(さかさま)に撫で上げる風は小豆大(あずきだい)の砂粒を交えてわれわれの頬に吹き付けたが...
寺田寅彦 「二つの正月」
...さかさまになりました...
豊島与志雄 「椎の木」
...俺にゃその諺(ことわざ)が逆様(さかさま)で...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...彼の財布にはさかさまの奇妙に上手くゆく作用があって...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...まつさかさまに地べたにのめつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...私をあなた方の宗教的生活へまっさかさまになげこんだので...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...さかさまに梯子段からでも落つこちたまゝのやうなかたちで...
牧野信一 「お蝶の訪れ」
...シャツ一枚になって井戸の中へ真逆様(まっさかさま)に飛び込みました...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...みんなはわれ勝ちに岸からまっさかさまに水にとび込んで...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...そうして銀次と絡(から)み合ったまま玄関の石段を真逆様(まっさかさま)に転がり落ちると...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...それに使用した藁切庖丁(わらきりほうちょう)――――寝台から逆様(さかさま)に飛降りて自殺した患者の亀裂した頭蓋骨――――女房に擬して愛撫した枕と毛布製の人形――――手品を使うと称して...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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