...ただ紀伊(きい)の道こそは幸先(さいさき)のよい道であると占(うらな)つて出ておいでになつた時に...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...さいさきを占(うらな)ってみようとなさいました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...さいさきよしと喜び合つたこれこそ...
太宰治 「右大臣実朝」
...さいさきが悪いと思った...
太宰治 「正義と微笑」
...幸先(さいさき)が悪いとか何とか云うことは問題でないとしても...
谷崎潤一郎 「細雪」
...さいさきよしとおぼしめしていらっしゃいますと...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...「幸先(さいさき)がいい」と私は思った...
豊島与志雄 「微笑」
...悪いさいさきだと思わずにはおられません...
中里介山 「大菩薩峠」
...明日の合戦幸先(さいさき)よし...
中里介山 「大菩薩峠」
...幸先(さいさき)が惡いと見たか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...幸先(さいさき)に不安はない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...しかも幸先(さいさき)はいい」と...
吉川英治 「三国志」
...「幸先(さいさき)いいぞ...
吉川英治 「私本太平記」
...しかし今日の幸先(さいさき)は上首尾でございましたな...
吉川英治 「私本太平記」
...幸先(さいさき)は上々!」尊氏は言った...
吉川英治 「私本太平記」
...幸先(さいさき)よいぞ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...「幸先(さいさき)はよいぞ!」阿波守の意気があがるとともに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...――とにかく幸先(さいさき)はいいんだから...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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