例文・使い方一覧でみる「さあらぬ」の意味


スポンサーリンク

...さあらぬ素振(そぶり)神々(かうがう)しく...   さあらぬ素振神々しくの読み方
上田敏 上田敏訳 「海潮音」

...幸子もさあらぬ体で云い...   幸子もさあらぬ体で云いの読み方
谷崎潤一郎 「細雪」

...私はさあらぬ体(てい)を装って...   私はさあらぬ体を装っての読み方
谷崎潤一郎 「三人法師」

...さあらぬようにいった...   さあらぬようにいったの読み方
近松秋江 「うつり香」

...さあらぬ体で尋ねかけた...   さあらぬ体で尋ねかけたの読み方
豊島与志雄 「林檎」

...さあらぬ体(てい)で...   さあらぬ体での読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...さあらぬ体(てい)で...   さあらぬ体での読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...ポロシャツの方はさあらぬ顔をして靴を脱いでいた...   ポロシャツの方はさあらぬ顔をして靴を脱いでいたの読み方
堀辰雄 「晩夏」

...「ナニ、平馬が、酔うた――珍しいこともあるものだな?」と、老人はいったが、急にあけっぱなしに笑って、「いやそうでもあるまい――大方お客がお客ゆえ、わざと、この座をはずしたのであろう――胸の小さな男だな」そう呟くと、雪之丞に、鋭い視線をちらと送って、「のう、太夫、うけたまわれば、そなたは舞台の芸ばかりではないそうじゃの? ――と、いうことも漏れ聴いたが――」雪之丞は、さては平馬が、すでに何か耳に入れたな――と、悟ったが、さあらぬ体で、「と、おおせられますと?」と、ほほえましく、「舞台の芸さえ未熟もの――その外に何の道を、習い覚えるひまとて、あるはずがござりませぬ」「いやいや、そなた、武士の表芸にも、練達のものと聴いた...   「ナニ、平馬が、酔うた――珍しいこともあるものだな?」と、老人はいったが、急にあけっぱなしに笑って、「いやそうでもあるまい――大方お客がお客ゆえ、わざと、この座をはずしたのであろう――胸の小さな男だな」そう呟くと、雪之丞に、鋭い視線をちらと送って、「のう、太夫、うけたまわれば、そなたは舞台の芸ばかりではないそうじゃの? ――と、いうことも漏れ聴いたが――」雪之丞は、さては平馬が、すでに何か耳に入れたな――と、悟ったが、さあらぬ体で、「と、おおせられますと?」と、ほほえましく、「舞台の芸さえ未熟もの――その外に何の道を、習い覚えるひまとて、あるはずがござりませぬ」「いやいや、そなた、武士の表芸にも、練達のものと聴いたの読み方
三上於菟吉 「雪之丞変化」

...さあらぬていに装っていたからである...   さあらぬていに装っていたからであるの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...曹操は、刃を納めるいとまもなく、ぎょッとしたが、さあらぬ顔して、「はっ、近頃それがしが、稀代の名刀を手に入れましたので、お気に召したら、献上したいと思って、佩(は)いて参りました...   曹操は、刃を納めるいとまもなく、ぎょッとしたが、さあらぬ顔して、「はっ、近頃それがしが、稀代の名刀を手に入れましたので、お気に召したら、献上したいと思って、佩いて参りましたの読み方
吉川英治 「三国志」

...ご辺がさあらぬ顔して...   ご辺がさあらぬ顔しての読み方
吉川英治 「三国志」

...さあらぬ態(てい)に見えたろうが...   さあらぬ態に見えたろうがの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...さあらぬ顔で老母の姿へ言っていた...   さあらぬ顔で老母の姿へ言っていたの読み方
吉川英治 「新・水滸伝」

...さあらぬ顔つきで...   さあらぬ顔つきでの読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

...一同は、さあらぬ顔で、「いえ、べつだん何をしているということもございません」「黄昏(たそがれ)ではないか」「はい」「禅房のお掃除もある」「やります」素直に、若い弟子たちは、散らかって行った...   一同は、さあらぬ顔で、「いえ、べつだん何をしているということもございません」「黄昏ではないか」「はい」「禅房のお掃除もある」「やります」素直に、若い弟子たちは、散らかって行ったの読み方
吉川英治 「親鸞」

...さあらぬ艶めきがほのめかされている...   さあらぬ艶めきがほのめかされているの読み方
吉川英治 「随筆 新平家」

...だが、さあらぬ顔して、「おう、先日は」「いや過日は失礼を」あわてて挨拶をし直したその礼儀ぶりが、いやに叮嚀である...   だが、さあらぬ顔して、「おう、先日は」「いや過日は失礼を」あわてて挨拶をし直したその礼儀ぶりが、いやに叮嚀であるの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「さあらぬ」の書き方・書き順

いろんなフォントで「さあらぬ」


ランダム例文:
合切   割いてやる   ぼうっとした  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

便利!手書き漢字入力検索

時事ニュース漢字 📺
卒業証書   裁量的経費   線状降水帯  

スポンサーリンク

トップへ戻る