...これをご縁に、ちよい/\來るぜ」立ち戻つてお世辭を言ひます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...飛んだご縁ね」「ところで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ご縁がなかったわね……でも...
久生十蘭 「あなたも私も」
...また再会のご縁があったら...
吉川英治 「三国志」
...「ご縁だにあれば...
吉川英治 「三国志」
...もしご縁あらばと来てみたわけです」「それはあいにくなことだ...
吉川英治 「三国志」
...よくよくご縁があったんだよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...はからずご高風にふれたご縁を...
吉川英治 「新・水滸伝」
...こいつも尽きぬご縁というものでしょう」驚いたのは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ご縁があるならこちらから出向いてもお誘いしたいほどな思いでいたのです...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「またのご縁もあろうに――親鸞の慕師の情をゆるしたまえ...
吉川英治 「親鸞」
...うすい現世(うつしよ)のご縁であった」六大祖の法然上人が亡(な)い後の旧吉水禅房(きゅうよしみずぜんぼう)の人々が...
吉川英治 「親鸞」
...ご縁故の者はありませんか」と...
吉川英治 「源頼朝」
...……御所のご用品なれば儂(み)たちの係りだから、どうなとなるが、六波羅殿には、何のご縁もなし、わけて黄金商人(かねあきんど)の執りもちなどしたら、他(ほか)の商人から怨まれもするし、世間の口もうるさかろう」「いやいや...
吉川英治 「源頼朝」
...ここでお目にかかったご縁をもって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「どこにご縁が繋がっているかわかりませぬな」といった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――小次郎先生、わしは誰だ?」「うるせえ、てめえの胸に訊くがいい」「しからば、自分に問うて、おこがましいが、わしも名乗ろう」「オオいえ」「だが、驚くな」「ばかな!」「わしは、岸柳佐々木小次郎だが」「えッ……?」「祖先以来、岩国の住(じゅう)、姓は佐々木といい、名は小次郎と親からもらい、また剣名を岸柳ともよぶ人間はかくいう私であるが――はて、いつのまに、佐々木小次郎が世間に二つできたのだろうか」「……や? ……じゃあ? ……」「世間を歩くうちには、ずいぶん様々な人物にも巡り会うが、まだかつて、佐々木小次郎という人間に出会ったのは、この佐々木小次郎、生れて初めてだ」「…………」「実に、ふしぎなご縁、初めてお目にかかったが、さては、貴殿が佐々木小次郎どのか」「…………」「どうなすった、急に、ふるえておいでなさるようだが」「…………」「仲良くしよう」小次郎は、寄って来た...
吉川英治 「宮本武蔵」
...どういうご縁故でござるのか」問われて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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