...すごすご縁へ上がって来た...
徳田秋声 「仮装人物」
...(手早く金包を置いて)ご縁次第...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...どうぞ大往生なすってください」「ご縁があったら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……ご縁があったら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...そのご縁にあがって...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...これまでお側に仕えさせていただきましたことをご縁に...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...他家へのご縁をお求めなさるべく...
吉川英治 「剣難女難」
...おはなしがありまして」「なんじゃ」「袁家とのご縁談の儀で」陳宮の顔つきから見て...
吉川英治 「三国志」
...こんどのご縁談は...
吉川英治 「三国志」
...もとのご縁故(えんこ)も浅(あさ)からぬこと...
吉川英治 「神州天馬侠」
...よくよくご縁があったんだよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ご縁があるならこちらから出向いてもお誘いしたいほどな思いでいたのです...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「またのご縁もあろうに――親鸞の慕師の情をゆるしたまえ...
吉川英治 「親鸞」
...ご縁の濃いお血すじではありませぬか)(それが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...……御所のご用品なれば儂(み)たちの係りだから、どうなとなるが、六波羅殿には、何のご縁もなし、わけて黄金商人(かねあきんど)の執りもちなどしたら、他(ほか)の商人から怨まれもするし、世間の口もうるさかろう」「いやいや...
吉川英治 「源頼朝」
...ご縁は浅からぬお宮ではないか」「誰に聞きましたか...
吉川英治 「源頼朝」
...却って、これをご縁に、将来はご交誼をねがいたい」と、清十郎も応じていう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――小次郎先生、わしは誰だ?」「うるせえ、てめえの胸に訊くがいい」「しからば、自分に問うて、おこがましいが、わしも名乗ろう」「オオいえ」「だが、驚くな」「ばかな!」「わしは、岸柳佐々木小次郎だが」「えッ……?」「祖先以来、岩国の住(じゅう)、姓は佐々木といい、名は小次郎と親からもらい、また剣名を岸柳ともよぶ人間はかくいう私であるが――はて、いつのまに、佐々木小次郎が世間に二つできたのだろうか」「……や? ……じゃあ? ……」「世間を歩くうちには、ずいぶん様々な人物にも巡り会うが、まだかつて、佐々木小次郎という人間に出会ったのは、この佐々木小次郎、生れて初めてだ」「…………」「実に、ふしぎなご縁、初めてお目にかかったが、さては、貴殿が佐々木小次郎どのか」「…………」「どうなすった、急に、ふるえておいでなさるようだが」「…………」「仲良くしよう」小次郎は、寄って来た...
吉川英治 「宮本武蔵」
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