...おかげで風邪の神はご機嫌を悪くして...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...かように毒づくのであるから時々世間の人達のご機嫌を損うこともあるが...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...――「ご機嫌よう」彼女は彼の顔を見るとさっとばかり蒼(あお)ざめたが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...ご機嫌よろしゅう...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...きょうはひどくご機嫌だね」伊良はニコニコ笑いだして...
久生十蘭 「骨仏」
...では、ご機嫌よう、コルシカ人に用心なさい」といって、それから一人で尾根伝いにのぼっていってしまった...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...「ご機嫌はいかがですか」とエドガーがわざと陽気に訊いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...運命神のご機嫌が一番悪い時...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...どこで現金を手に入れるんだ? 商人達がご機嫌取りにへいこらするのは嬉しいが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...ご機嫌を取る羽目になるなんて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...「船長代理としてご機嫌うかがいにまいりました」「それは恐縮」と...
本庄陸男 「石狩川」
...「そんなら姉えさん、ご機嫌よう...
森鴎外 「山椒大夫」
...――では手前は、約束どおり、これから蜂須賀七内様へ、お言伝(ことづて)だけ致しまして、そのまま、当地を退散いたしますから、あなたさまにも、ご機嫌よう...
吉川英治 「新書太閤記」
...ご機嫌すこぶる斜めであった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...山荘へ立ち帰って来たことがご機嫌を損じたによるものです...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...「――馬鹿あっ!」正月このかたのご機嫌は...
吉川英治 「源頼朝」
...ご機嫌よう」「また...
吉川英治 「宮本武蔵」
...麗(うる)わしいご機嫌を拝しまして...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
便利!手書き漢字入力検索