...そのほか村井、蔵光、益田などの老臣衆も、悉く承知のうえで、主君のご息女を、質子(ひとじち)として毛利家の手へ託(たく)したものと思われまする」「…………」官兵衛は、茫然(ぼうぜん)としてしまった...
吉川英治 「黒田如水」
...当家のご息女ですか」「そうです...
吉川英治 「三国志」
...四隣の国々が気づかぬまに、疾風迅雷(しっぷうじんらい)、ご息女のお輿を、まず袁家の寿春(じゅしゅん)まで、お送りしてしまうことです」四「なるほど」呂布も、彼にいわれてみれば、至極、もっともであると思うのだった...
吉川英治 「三国志」
...まずご息女を人質に取っておいて...
吉川英治 「三国志」
...ご息女の輿入れをお見合わせになったのを幸いに...
吉川英治 「三国志」
...ご息女をもって袁家の息にゆるされ...
吉川英治 「三国志」
...なによりもまず彼の求むるままにご息女をかの地へ送ってやることです...
吉川英治 「三国志」
...あのご息女なれば...
吉川英治 「親鸞」
...七人もご息女のあるうちでも...
吉川英治 「親鸞」
...ご息女のお蕗(ふき)どのです...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...誰か」「ご息女の蕗どのを...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...ご息女のお蕗どのの身について...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...――が山木判官が云うには、そこがむしろ、ご息女のよい所、大まかな明るいご性質と、わし以上、そなたの短所も承知の上のはなしだ...
吉川英治 「源頼朝」
...通る」「あの松明(たいまつ)の列」「ご息女の御輿(みこし)だ……」岩山の岩かどに這いつくばっていた物見の兵が云い合った...
吉川英治 「源頼朝」
...また書院番頭のご息女が――と自分の疑惑を無理に制して...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...ご息女をお連れ申すだけのことだ」「それだけの理由では...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...「で、では、これほど、お縋(すが)り申しても」「くどい」と、東儀は心づよく言い放って、「罪がなければ、ご息女の身も、無事に帰されるであろうし、犯した科(とが)があれば、いかに、非常なご手段をもって哀願されても、むだな事だ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...「ご息女の花世どのの身は...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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