...結局床にごろ寝をしたり...
梅崎春生 「狂い凧」
...本堂の畳を全部とりのけて一同が草鞋ばきのまま床板の上にごろ寝することを許された...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そのままごろ寝しても...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...「どうも男らしくないぞ、去年、あれと別れた時に、男らしいことを云つて、さつさつと樺太へ行つておきながら、この様はどうだ、もう今晩で、四晩も五晩も、人の眼を盗んで、そつとこの別荘の傍へやつて来てゐる、何のためにやつて来た、もし、あれにこんなことが知れたら、あんな口はばつたい事を云つておきながら、男らしくない未練な奴だと笑はれる、全体、樺太から帰つて一ヶ月にもなるが、仕事の車力も挽かずに、毎日酒を飲んだり、ごろ寝をしたり、のらくらしてゐる、何のためだ、やつぱりあれに未練があるからだらう、俺は男らしくない、あれに笑はれる、もうこんなことは止さなくてはならんぞ、」源吉はかう思ひながら暗い足元を見た...
田中貢太郎 「海異志」
...病人の枕元(まくらもと)でごろ寝していたらしかった)うーん...
谷崎潤一郎 「細雪」
...浜辺にごろごろ寝ころびながら砂いたずらをしてみたり...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...そのまゝごろ寝したと見える...
種田山頭火 「行乞記」
...ごろ寝したのは三時を過ぎてゐたらう...
種田山頭火 「其中日記」
...跣足(はだし)のまま竹の床にごろ寝する必要もなければ...
中村地平 「霧の蕃社」
...いぎたなくそこにごろ寝をしているのだった...
橋本五郎 「地図にない街」
...石炭のうえにごろ寝する者もあるが...
火野葦平 「花と龍」
...楽々とごろ寝を貪(むさぼ)っていた例のむく犬の吉むくりと起き立って...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...畳の上にごろ寝をして煤のたまった天井をながめながら主人は...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...くたびれて十時ごろ寝ようとして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...昼から酒を飲んでごろ寝をする...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...ごろ寝をしていた弥六が...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...そこですっかりすり切れたような毛布にくるまってごろ寝をしているんだが...
山本周五郎 「陽気な客」
...ごろごろ寝転んではいたが...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??