...夫(それ)は斯(か)く彼(あれ)は此(かう)と話して聞(きか)せたく鼻はうごめきぬ...
饗庭篁村 「隅田の春」
...うごめきうごめき下降しつづけた...
江戸川乱歩 「影男」
...東の方(かた)は眼下に人うごめき家かさなれる谷町を見越して...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...蟻(あり)のごとく敵兵のうごめき騒ぐを見る...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...ただ死骸の間にそこここにあるうごめきがようやくに見らるるのみだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...静かにうごめき発酵しつつあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人が闇中を右往左往にうごめき出す...
中里介山 「大菩薩峠」
...今もこのわたしのお腹のうちがうごめきます...
中里介山 「大菩薩峠」
...親分」八五郎の鼻はうごめきます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「こゝに何んかあつたんですね」八五郎の鼻は上等の獵犬のやうにヒクヒクとうごめきます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親分はどう思ひます」由良松の低い鼻が又うごめきます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親分はどう思います」由良松の低い鼻が又うごめきます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...七八人の人影が、なにやら、あわただしげに、うごめき、その中に、新谷勝太郎の姿も見えた...
火野葦平 「花と龍」
...鼻までがうごめきだし...
山本周五郎 「季節のない街」
...バックは大地の新しいうごめきを感ずることができた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...不思議な空気のうごめきを感じました...
吉川英治 「江戸三国志」
...空気のうごめきを感じて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...内なるいのちのうごめきである...
吉田絃二郎 「沈黙の扉」
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