...ことごとく胸の曇りをなくしたというわけにはゆかない...
伊藤左千夫 「廃める」
...歌うがごとき秋水の声裏に不可知的の妙味を含むを知りませぬか...
井上円了 「おばけの正体」
...これは我輩の常に機会ある毎(ごと)に...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...何かまた事業(しごと)を目論(もくろ)んだらしかつたが...
薄田泣菫 「茶話」
...わたしはとうとう口に出して恨みごというてしまいました...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...苦痛はあたかも足にあるもののごとくに感覚せられ...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...この方則はあまり簡単でないがまずだいたいにおいては平均三台目か四台目ごとに目立って早すぎるものあるいはおそすぎるものが来る事になるのである...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...まるで原子のように微細な人間のユウクリッド的知能のいとうべき造りごととして消え失せ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...完成の一階段を昇る度ごとに...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...君なぞはせんだっては刑事巡査を神のごとく敬(うやま)い...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ことごとく見渡すことは心には不可能であり...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...思想は真偽という理論的価値のほかになお善悪というがごとき規定を具えている...
三木清 「危機における理論的意識」
...ちょうど近頃の塩・煙草(たばこ)の専売のごとく...
柳田国男 「海上の道」
...男と女のひめごとが罪であるということ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...もの云うごとに玉虫色の唇は...
吉川英治 「剣難女難」
...雪を蹴立つがごと...
吉川英治 「三国志」
...お預(あずか)りしてある後藤彫(ごとうぼり)の目貫(めぬき)は...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...またこれらの孔子の語がかくもみごとに結晶していればこそ...
和辻哲郎 「孔子」
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