...その御本体(ごほんたい)は悉(ことごと)くそうでないものはございませぬ...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...とつぜん原子力時代がきてわれわれをおどろかせた如(ごと)く...
海野十三 「四次元漂流」
...自然淘汰説に従えば衛生は有害無益なものであるかのごとくに考えられ...
丘浅次郎 「進化論と衛生」
...良い世話とが揃わねばならぬごとく...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...いかにお伽噺は絵空事(ゑそらごと)ときまつてゐるとは言へ...
太宰治 「お伽草紙」
...ことごとくを帰していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...君の政(まつりごと)非なりとて蟻(あり)のごとく塔下に押し寄せて犇(ひし)めき騒ぐときもまた塔上の鐘を鳴らす...
夏目漱石 「倫敦塔」
...天下が治まらぬというごとき卑怯(ひきょう)の意志あることを自白するにほかならぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...真に飛鳥のごとき素早さです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...東洋航路 The Peninsular & Oriental Steam Navigation Company(P & O), 1837大西洋航路 The Cunard Company, 1838太平洋航路 The Pacific Steam Navigation Company, 1840だがこれで七つの海にことごとく汽船が通じたと考えてはならない...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...彼等の運命曲線(私はそれがどういふものであるか知らぬが)に從ふがごとくに見える...
堀辰雄 「色褪せた書簡箋に」
...あの眼はただごとではないぞ...
室生犀星 「香爐を盗む」
...彼らの触れたものをことごとくけがれたものと考えた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...間違っても災難ごとなんぞ起こりやしねえだべえな」「そんなことはない...
山本周五郎 「似而非物語」
...わたくしだって真似ごとですから」「そうですか...
山本周五郎 「半之助祝言」
...待っていたぞ畜生……」そんな独言(ひとりごと)を云っているうちにタッタ一人で真青に昂奮したらしい銀次は...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...その人態(にんてい)などを眼で舐(ね)ぶるがごとく見直すのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...あくる日はまた、上皇の御幸(みゆき)で、式事すべて、前日のごとく、便殿(べんでん)で上皇から尊氏兄弟へ、親しく賜酒(ししゅ)のことがあり、夜に入って、還御(かんぎょ)になった...
吉川英治 「私本太平記」
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