...彼は世間のできごとを観察する...
伊丹万作 「ルネ・クレール私見」
...祟をなすがごとき神は邪神に相違ない...
井上円了 「おばけの正体」
...刻みてし老樹の幹のごと...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...例のごとく大ぶ減っている...
大杉栄 「獄中消息」
...其ひゞき大木を折(をる)がごとし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...近隣(あたりとなり)の人をもよび集(あつ)め手毎(てごと)に木鋤(こすき)を持て(木鋤を持は雪に埋りし雪吹たふれの人をほりいださんため也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...あるいはもし何か他のさらに容易なことを想像し得るならそのことについて判断するたびごとに...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...私は念を入れてその日その日の兄さんをことごとくこの一封のうちに書き込めました...
夏目漱石 「行人」
...いかならん影をもとめてみぞれふる日にもわれは東京を戀しと思ひしにそこの裏町の壁にさむくもたれてゐるこのひとのごとき乞食はなにの夢を夢みて居るのか...
萩原朔太郎 「青猫」
...これらの文字を悉(ことごと)く我々は「ア」と読んでいる...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...そしてこの御陵(ごりよう)のごときは...
濱田青陵 「博物館」
...寂として客の絶間の牡丹かな蕭条として石に日の入る枯野かなのごときは「しんとして」「淋しさは」など置きたると大差なけれど...
正岡子規 「俳人蕪村」
...冷たくなったりしてみせては世間がおまえを批難する」と源氏へお小言(こごと)をお言いになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それ以外にも予告警戒のごときものはいくらもあった...
柳田国男 「山の人生」
...かくのごとく上摺つた早急な輕卒な進歩といふものは...
吉川英治 「折々の記」
...なにごとかと意外におもって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...勝入や、氏郷のごとく、時代の大波が、身にもこたえ、眼にも見えている者には、信雄のしていること、考えていることの甘さ加減が、はた目にも、はらはらされて、時には、(ああ...
吉川英治 「新書太閤記」
...葉は花よりも先に萌え出でて單紅色の滴るごとくに輝いてゐる...
若山牧水 「樹木とその葉」
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