...大勢の村民が得物を持つて澤山の野犬を岩のごつごつした谿間に追ひ込む...
江南文三 「相川おけさ」
...後檣(ミズンマスト)山と言われているごつごつした嶮岨(けんそ)な高地になっていた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...背中はごつごつしていた...
R.W. チェンバース R.W. Chambers The Creative CAT 訳 「四風の街」
...大きくごつごつしたものから...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...あたかも哄笑(こうしょう)で句読づけられたかのようなごつごつした律動(リズム)をもっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ごつごつした岩の崖で...
豊島与志雄 「天狗の鼻」
...ごつごつした硬い手の人はすぐテイブルにつかせましたが...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...腰骨がごつごつしてゐた...
林芙美子 「浮雲」
...ごつごつした枝先をのぞかせているのは...
堀辰雄 「幼年時代」
...ごつごつと骨が盛り上っている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...鉄梃まで使(つか)って本統(ほんとう)にごつごつ岩を掘(ほ)って...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...一本のごつごつした柏の木が...
宮沢賢治 「かしわばやしの夜」
...ごつごつした頭を前屈みにして...
シュミットボン Willhelm Schmidt-Bonn 森鴎外訳 「鴉」
...ごつごつした手でしたのに...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」
...石ころや岩のごつごつした滑りやすい道は...
山本周五郎 「おばな沢」
...ごつごつした躯つきで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...突然秋蘭にごつごつした英語でいい始めた...
横光利一 「上海」
...今のごつごつした喰い違った想いの相違も...
横光利一 「旅愁」
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