...まごまごすると、片足ずつかけた二つの舟が、その足の力で見るみる離れて行って、俺は水のなかにおっこちそうだった...
高見順 「いやな感じ」
...しかし、実はさうした境が一番注意しなければならない危険な時代で、まごまごすると、その世間のために全く平にされて了ふことになるのである...
田山録弥 「半日の閑話」
...あっちへまごまごこっちへまごまごするのが厭さに...
徳田秋声 「黴」
...まごまごするばかりでした...
豊島与志雄 「天下一の馬」
...ここでちょっとまごまごするんです...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...暫らくは檻の熊のようにまごまごするばかりでした...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...仲仕はただまごまごするだけであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...まごまごすると、ここで一人残らず殺されてしまわなければならない...
久生十蘭 「地底獣国」
...電車や自動車にまごまごするに違ひない...
北條民雄 「発病した頃」
...まごまごするとただじゃ済まねえぞ...
山本周五郎 「季節のない街」
...まごまごするな」袱紗をあけさせると...
山本周五郎 「七日七夜」
...田舎者などは袂(たもと)を押えられてまごまごする...
山本笑月 「明治世相百話」
...まごまごすることなんか...
横光利一 「欧洲紀行」
...そろそろ身の処置にまごまごする不安が一同の顔に現れた...
横光利一 「旅愁」
...地図を目の先へ突附けて教へて遣つても異(ちが)つた街へ入(はひ)つてまごまごするので...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...忙しい時まごまごするのは...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...よそのおかみさん達の中でまごまごするのも恥かしくはなく愉しかった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...まごまごするとその夜の泊りも許されまじい有様となった...
若山牧水 「青年僧と叡山の老爺」
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