...かくごするがいい...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...まごまごすると、片足ずつかけた二つの舟が、その足の力で見るみる離れて行って、俺は水のなかにおっこちそうだった...
高見順 「いやな感じ」
...ぼくは、あなたのことを、感傷的な形容詞で一杯、書き散らしていたところですから、なにか照れ臭(くさ)く、まごまごすると、慌(あわ)てて手帳をベッドの上の網棚(あみだな)に、抛(ほう)りあげ、そそくさ、部屋を出て行きました...
田中英光 「オリンポスの果実」
...あっちへまごまごこっちへまごまごするのが厭さに...
徳田秋声 「黴」
...かくごするがよい」エキモスはいろいろいいわけしましたが...
豊島与志雄 「銀の笛と金の毛皮」
...まごまごすると刀(かたな)で切られそうですから...
豊島与志雄 「人形使い」
...まごまごするな邪魔になる坐つて見て居れと云ひますから私はヘイと云つて龍馬の側へ蹲(しやが)んで見て居りました...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...まごまごすると、一年に一度の機会を失する」一番先に蜂屋文太郎が起(た)ち上りました...
野村胡堂 「古城の真昼」
...まごまごする娘っ子を叱り飛ばすようにして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうも不意に驚かされたやうでまごまごするわな...
樋口一葉 「十三夜」
...まごまごするとお蔵に火がつく...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...まごまごすると、ここで一人残らず殺されてしまわなければならない...
久生十蘭 「地底獣国」
...電車や自動車にまごまごするに違ひない...
北條民雄 「発病した頃」
...まごまごするな」袱紗をあけさせると...
山本周五郎 「七日七夜」
...田舎者などは袂(たもと)を押えられてまごまごする...
山本笑月 「明治世相百話」
...まごまごすると、おのれも鴉(からす)の餌食(えじき)だぞ」「なにを、こいつら...
吉川英治 「江戸三国志」
...魔に対しては、降魔(ごうま)の剣、邪に対しては破邪の拳(こぶし)、まごまごすると、おのれらの素っ首から先に申しうけるぞっ」六薪(まき)に油である、覚明の投げたことばは、山法師たちの顔を、すべて火にさせた...
吉川英治 「親鸞」
...よそのおかみさん達の中でまごまごするのも恥かしくはなく愉しかった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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