...ほとんど了解に苦しむごしゃごしゃ騒ぎに見えるのが常だ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...ごしゃごしゃと、乱れた想(おもい)で一ぱいだったと思った頭のなかは、案外からっぽだったと見えて、わたしは何時(いつ)かよい気持ちになって、ある年のある秋の日に、あの広々した紅葉館(こうようかん)の大広間にいて、向うの二階の方から聞えてくるものの音に、しんみりと聞き耽(ふ)けっていたのが、いま目前に浮びあがって、その音曲(おんぎょく)の色調(いろね)を楽しみ繰出している――――ななつになる子が、いたいけなこと言(ゆ)た...
長谷川時雨 「大橋須磨子」
...ややこしいことがごしゃごしゃ書いてある...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...両手の中で手巾(ムウショアール)をごしゃごしゃにしたり...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...ごしゃごしゃと話し合っているところへ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ごしゃごしゃにしたり...
久生十蘭 「だいこん」
...その十五人もこんぐらかったりごしゃごしゃになったりして...
久生十蘭 「だいこん」
...こまかい例の私の字でごしゃごしゃと(一)(二)という下に書きこんであって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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