...相好(そうごう)がまるで変り...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...つまりこの鉄ごうしの牢だったのです...
江戸川乱歩 「大金塊」
...銀行なんか持っている多額納税者の小河内(おごうち)さんとこへ片着いて...
徳田秋声 「仮装人物」
...そしてだれにも気づかれなかったが――なぜならきわめて傲慢(ごうまん)だったから――しかし彼は少年時代のある期間中...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...心思の自由は天地を極め古今を窮(きわ)めて一毫(いちごう)増損なき者なり...
中江兆民 「『東洋自由新聞』第一号社説」
...歴劫不思議(りゃくごうふしぎ)が聞え...
中里介山 「大菩薩峠」
...実を云うと汽車賃の事は今が今まで自分の考えには毫(ごう)も上(のぼ)らなかったのである...
夏目漱石 「坑夫」
...本郷辺(ほんごうへん)に高等下宿といった風(ふう)の家がぽつぽつ建てられた時分の事ですから...
夏目漱石 「こころ」
...塹壕(ざんごう)だ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...漫(みだり)に合(ごうきん)の式を挙ぐるは悖徳没倫(はいとくぼつりん)のはなはだしき所為である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...強盗(ごうとう)も銅像(どうぞう)にきざみました...
新美南吉 「丘の銅像」
...日和(ひより)のつごうさえよければ...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...庚申講を組んで順次青面金剛(せいめんこんごう)と三猿の絵像を祭りありく風盛んなり...
南方熊楠 「十二支考」
...恒河(ごうが)裏に擲(な)げ込むべしというに...
南方熊楠 「十二支考」
...ここで折れるのは業腹(ごうはら)なので...
吉川英治 「江戸三国志」
...常に心のうちで渇仰(かつごう)し奉る聖徳太子のお救いかもわかりません――その髪一すじの危機に迫った時...
吉川英治 「親鸞」
...しかも一点の瑕(きず)なく彫琢(ちょうたく)の巧緻(こうち)染付(そめつけ)の豪華(ごうか)絢麗(けんれい)なこと...
吉川英治 「増長天王」
...金剛峰寺(こんごうぶじ)で一同にわかれの辞を尽して出たのであるから...
吉川英治 「宮本武蔵」
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