...ぴょこんとお辞儀(じぎ)をして...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...こんこんとねむっているかと思うと...
海野十三 「四次元漂流」
...ちょこんとすわっているのです...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...ここんところで(胸をおさえて)目をさましてね...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...二つの少し込み合った映像の重合したものはただ混沌(こんとん)たる夢のようなものにしか見えない...
寺田寅彦 「耳と目」
...がたがたの混沌界(こんとんかい)だ...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...しおれきった男は、それでもいっこう浮き立たず、「せっかくの御心配を下さいましても、どうももう仕方がございません、娘は売ってしまったもの、馬は買ってしまったものでございますからなあ」「そこだよ、そう物を早くあきらめてしまっては何にもならねえ、そこんところを、もう一応考え直してみねえことにゃ、せっかく道庵が乗出した甲斐がねえというもんだ」「御親切に有難うございますが……もう、わたくしあきらめてしまいました」「待っていなさい、もう一応考え直してみるてえと、娘を売って馬を買う、娘を売らなきゃあ馬が買えねえ、馬を買わなけりゃ一家が養えねえ、一家を救おうとするには馬を買わなきゃあならねえ、馬を買うには娘を売らなきゃならねえ、娘を売るてえと……ああ面倒臭い、どうどうめぐりをしているようなもんだ、何とか、いい工夫(くふう)は無(ね)えものかなあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...我々の混沌(こんとん)たる過渡期にあっては...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...こんこんとノックの音がする...
平林初之輔 「五階の窓」
...」「あすこんとこよ...
水上滝太郎 「遺産」
...ここんとこまで昇ったら...
三好十郎 「冒した者」
...ここんとこに当てがって...
三好十郎 「その人を知らず」
...そこんところよ、私の案じるのは...
森本薫 「みごとな女」
...‥‥そこんところだがね...
吉川英治 「折々の記」
...こんこんと湧(わ)きいでている泉をすくってきた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...じつあ、ここんとこ、女にゃ振られるし博奕(ばくち)にはすッからかん...
吉川英治 「新・水滸伝」
...こんこんと温(ぬる)い液体を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...懇篤(こんとく)に引き渡した...
吉川英治 「夕顔の門」
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