...そして立花は伊勢は横幅の渾沌(こんとん)として広い国だと思った...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...こんこんとたたいた...
海野十三 「太平洋魔城」
...ちょこんとおいてあります...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...ちょこんと結んだひっつめの髪(かみ)をみせ...
田中英光 「オリンポスの果実」
...こんとんとしてぼうぼうばくばくなり十二月十五日 晴...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...またこの不思議な不自然なところに新しい泉がこんこんとしてわいているようにも思われた...
田山花袋 「田舎教師」
...そこんところに気付かないのは...
豊島与志雄 「田舎者」
...そこんところへ十八文と書いてくんな」「また始まった」「十八文と入れますんでございますか...
中里介山 「大菩薩峠」
...今夜ここんところは静かだけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...」体操の先生はちょこんと紅白の運動帽をかぶって生徒たちのところへいらっしゃいました...
林芙美子 「ひらめの学校」
...空咳(からせき)こんこんとして涙を襦袢(じゆばん)の袖(そで)にかくしぬ...
樋口一葉 「十三夜」
...旧式のモオタア船にちょこんと二人だけ乗った...
堀辰雄 「晩夏」
...一メートルぐらい離れたところで足に何かがこんと当たった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...金吾 どうか、そこんところを、何とかお願い申しやす...
三好十郎 「樹氷」
...自分だけでは真率に同情しているのである)柴田 いや、その――(弱まり痛んでいる皮膚の上をササラでひっかきまわすような相手の粗雑さが、全く悪意に発したものでないことがわかるだけに、腹を立てるわけにもゆかず、殆んど拷問にかけられながら)……ええと、金の事だろう? 建築費の月賦で、まだ残っていた、あの話じゃないかね?お光 はあ?(キョトンとしている)柴田 早くなんとかせにゃならんとズーッと、この、考えているが、私も、ここんとこ、少しなまけていてな……しかたがないので、本でも売払って、あんたん所には入れるつもりで、もうチャンと話はしてあるんで、二三日すれば、私の方から持ってあがるから――そう言って、ひとつ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...こんこんと湧(わ)きいでている泉をすくってきた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...……今日は」日吉はそこへ来るとぺこんとお辞儀をした...
吉川英治 「新書太閤記」
...隣り座敷に混沌(こんとん)詩社の若い詩人たちが来合せて...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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