...鰯(いわし)売りの男が鰯の傍らに昏倒(こんとう)したる例あり...
井上円了 「おばけの正体」
...首だけちょこんと外に出している丁坊を...
海野十三 「大空魔艦」
...その上にちょこんと帽子をのせています...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...そして、おどりながら、あちこちと、歩きまわっていましたが、すると、こんどは、両手が、胴体を離れて、スーッと、てんじょうの方へ、飛んでいってしまい、足も消え、胴体も消えてしまって、がいこつの首だけが、そこのテーブルの上に、ちょこんと、のっかりました...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...えたいの知れぬ混沌(こんとん)を成しており...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...お母さまはいっこう平気でいらっしゃるけれど、お姉さまは熱心に聞いておいでになるとみえて、少し台詞をとばすと、ちょっと、そこんとこ変ね、と突っ込みなさる...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...こんこんという字は...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから雨戸をこんこんと叩いてみたが...
平林初之輔 「祭の夜」
...はじかれたやうにぴよこんと立上つた...
北條民雄 「道化芝居」
......
堀辰雄 「鳥料理」
...ちょこんと立っている...
堀辰雄 「幼年時代」
...そこんとこをよく考えるんだな」男はそれ以上言わず...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...小さいちょこんとしたのながら扇を胸のところにもって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そこんところへ持って来て今夜ここで出会ったあんた方だ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...そこんところよ、私の案じるのは...
森本薫 「みごとな女」
...この程度にぼかしたいと思うそこんところが...
横光利一 「旅愁」
...昏倒(こんとう)したものとみえる」――それから...
吉川英治 「大岡越前」
...「……?」ぴょこんと彼方(かなた)に立った三之助の顔をながめて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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