...」平野少年は、そんな話をきいていますと、こわいような、たのしいような、なんともいえない、気もちになってくるのでした...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...ひとりではなんだかこわいような気がするので...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...こわいような気がして...
太宰治 「正義と微笑」
...今夜のおまえさまはこわいような気がするだなァ」と山だしのお稲は薄気味悪そうな声をだしました...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...じきにこわいような顔をする...
徳田秋声 「新世帯」
...こわいような顔でそういうと...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...こわいような気持から...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...一種こわいような気がして来るほどに先祖代々からの農民の労力がうちこめられている...
宮本百合子 「青田は果なし」
...が、こわいような、自分の身体がどこで止るか、止るまで分らず転がり落ちる夢中な感じは、何と痛快だろう! 転がれ! 転がれ! わがからだ!「さあ、こんどは一列横隊だ...
宮本百合子 「明るい海浜」
...土のこわいようなものが出来上っては仕方がありませんから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こわいようなものですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...物質の乏しさ=精神の低さというところとではちがいのひどさがこわいようなものですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...パアパア何とかとこわいような優しいような声を出して薪をわっています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それはこわいようなものでありません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こわいような夜だから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いつも感じるあのこわいような気もちが...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...こわいような顔で...
山本周五郎 「菊千代抄」
...おしのはこわいような横眼で彼を見た...
山本周五郎 「五瓣の椿」
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