...これっぽっちも見せないでいました...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...これっぽっちも言ったことはない」ロクは人差指のさきに...
高見順 「いやな感じ」
...誰も僕のことなんかこれっぽっちも考えてはいないんです...
林不忘 「安重根」
...これっぽっちも信じてるものか...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...これっぽっちも幸せじゃないんですよ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...本件を皆さん方とこれっぽっちも話し合ってはならないのが私の立場だ」ロナルド大尉が熱く語った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...「ベビスの居場所や行先はこれっぽっちも知らない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...人に対する思いやりなんてこれっぽっちもないのを過去に目撃した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...成功できないわけなんてこれっぽっちもありませんよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...危険なんてこれっぽっちもない」しばらくハロルドとバラドスは不安げに見合った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...あたしこれっぽっちも思ってやしません」とおくには強い調子で続けた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...これまでこれっぽっちも人にうしろ指をさされたことのない人間だよ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...そんなつもりはこれっぽっちもありゃあしねえよ...
山本周五郎 「さぶ」
...おれにはそんな気はこれっぽっちもなかった...
山本周五郎 「さぶ」
...いまさらなんと云われようと恥ずかしがることはこれっぽっちもないさ」「どこまで跟(つ)けて来る気だ」「それはおまえさんしだいさ」と云って六兵衛は歯を見せた...
山本周五郎 「ひとごろし」
...人によく思われようなんて考えはこれっぽっちもなく...
山本周五郎 「ひとでなし」
...あんたもあんたにそんな話をした人も本当のことはこれっぽっちも知っちゃいない...
山本周五郎 「柳橋物語」
...うしろ暗いことはまだこれっぽっちもなかったんです...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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