...これきりか知(し)ら...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...犬のことはこれきり考えないことに決めた...
谷譲次 「踊る地平線」
...これきりになったら寝ざめが悪いような気がする...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何もあたし等はこれきりこいさんをあなたに会わせないと云うのではないが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...」「だがこれきりにすることだな...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「唇のねじれた男」
...左(と)に右(かく)作の事はこれきり一切口にしないという約束が取極(とりき)められた...
徳田秋声 「あらくれ」
...「もうこれきりにしようか」と老人(ろうじん)がいいました...
豊島与志雄 「強い賢い王様の話」
...これきりふっつり思い切ってしまうがええだ...
豊島与志雄 「土地」
...ここへ来るのをこれきりにしようと思って来た...
豊田三郎 「リラの手紙」
...不二屋の騷ぎもこれきりになるかと思つた頃...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...帰らなければこれきり家へ入れないといってまいりました...
宮本百合子 「刻々」
...これきりにあそばされないことも残っているのだから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...名残(なごり)の尽きぬ会見はこれきりのことにさせたくないことではあるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...)これきりだなんて...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...しかし宇平がこれきりいなくなろうとは...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...これきりだ)というような絶望は...
吉川英治 「新書太閤記」
...これきり見放されたら...
吉川英治 「新・水滸伝」
...これきりだぞ』『待ってください...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
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