...修繕具その他……すべて過去における大沢小屋こもりと針ノ木付近の山岳のスキー登山とから来た尊い経験が...
石川欣一 「針の木のいけにえ」
...彼は頑固に自分に閉じこもり...
梅崎春生 「狂い凧」
...○ 雪蟄(こもり)凡(およそ)雪九月末より降(ふり)はじめて雪中に春を迎(むかへ)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...此馬冬こもりの飼(かひ)やうによりて痩(やせ)ると肥(こえ)るありて...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...小野(をの)の木守(こもり)は...
薄田淳介 「白羊宮」
...「この森にこもります男神または女神は...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...いっぱいの曹達水(ソデリヤ・ワダ)に日露支全極東の味がこもり...
谷譲次 「踊る地平線」
...お部屋にこもりきりで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...黒んぼの子守(こもり)がまっかな上着に紺青(こんじょう)に白縞(しろじま)のはいった袴(はかま)を着て二人の子供を遊ばせている...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...大抵部屋に閉じこもり...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...裏の家(うち)の二階に閉じこもり...
徳田秋声 「縮図」
...肥前天草一揆(あまくさいっき)のとりこもりし島原の城の如く...
中里介山 「大菩薩峠」
...二階の寢室に閉ぢこもり...
堀辰雄 「七つの手紙」
...今まで判明したことは犠牲者が故意に引きこもり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...ひだちの山(やま)の中(なか)山(やま)の中(なか)食(く)へずに出(で)て來(き)たおら子守(こもり)二つ...
槇本楠郎 「赤い旗」
...夏のほてりがいくらかこもりながらも涼しい風が暗い室へ入って来る...
宮本百合子 「十四日祭の夜」
...マーニャの生れた時分既に結核の徴候があらわれていて閉じこもり勝であった美しくて音楽ずきの母が...
宮本百合子 「キュリー夫人の命の焔」
...太宰府の居館を焼かれたので内山にたてこもり...
吉川英治 「私本太平記」
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