...しかしその犬小屋の前には米粒(こめつぶ)ほどの小ささに...
芥川龍之介 「白」
...二人はこのごろ東京の新聞ではやる宝探(たからさが)しや玄米一升の米粒(こめつぶ)調べの話などをした...
田山花袋 「田舎教師」
...勘次(かんじ)は家(いへ)に戻(もど)ると飯臺(はんだい)の底(そこ)にくつゝいて居(ゐ)る飯(めし)の中(なか)から米粒(こめつぶ)ばかり拾(ひろ)ひ出(だ)してそれを煙草(たばこ)の吸殼(すひがら)と煉合(ねりあは)せた...
長塚節 「土」
...餅につきたる米粒(こめつぶ)の多きものその年は豊作なりとして...
柳田国男 「遠野物語」
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