...鼠はこまめに立働いて一日に百本から二百二十本の糸を紡いだ...
薄田泣菫 「茶話」
...主人の政治学者は事によつたらあの通り綿密(こまめ)な内田氏の事だ...
薄田泣菫 「茶話」
...見る眼にも感に堪えるほどこまめに働いた...
鷹野つぎ 「窓」
...「荻生君はほんとうにこまめで親切でやさしい...
田山花袋 「田舎教師」
...始終こまめに動き廻って...
豊島与志雄 「山吹の花」
...あのこまめなお雪ちゃんが...
中里介山 「大菩薩峠」
...こまめそうな奥さんが出てくる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...母親と女中だけは近所の活動へこまめに出かけて行く...
林芙美子 「生活」
...九与一は日記をつけることがこまめであった...
林芙美子 「清貧の書」
...もうこまめな与一も日記をほうりっぱなしにして薄く埃をためておく事が多くなった...
林芙美子 「清貧の書」
...鍋に割下をついで鷄を入れるのは珍らしいことに大吉郎がこまめにしてくれてゐる...
林芙美子 「夜福」
...魚芳は相変らず元気で小豆(こまめ)に立働いた...
原民喜 「翳」
...二段にも三段にもこまめにせつせと立働くことですな」後藤がこんなことを面白をかしく喋つてゐると...
原民喜 「氷花」
...抜け目のないほど気のまわるこまめな男だった...
久生十蘭 「ノア」
...おのが庵(いお)の壁の頽(くず)れかかれるをつくろはす来つる男のこまめやかなる者にて...
正岡子規 「曙覧の歌」
...男はその人を見るためにナイフや紙挾みをこまめに買ひに行き...
室生犀星 「はるあはれ」
...その日からもとどおりこまめにはたらきだした...
山本周五郎 「季節のない街」
...こまめに酌をしてまわった...
山本周五郎 「契りきぬ」
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