...この家へ小間使(こまづかい)というものに来りしとなり...
饗庭篁村 「良夜」
...良人(おっと)沼南と同伴でない時はイツデモ小間使(こまづかい)をお伴(とも)につれていたが...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...主人公が小間使(こまづかい)をさがしているのです...
海野十三 「什器破壊業事件」
...小間使(こまづかい)二人...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...小間使(こまづかい)の小雪が這入って来た...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...小間使(こまづかい)を呼んだが...
田中貢太郎 「雨夜草紙」
...入口の処に小間使(こまづかい)風の壮(わか)い女が用ありそうに立っていた...
田中貢太郎 「水魔」
...床の間の花をむしったり罪もない梅(専ら光子に侍(かしず)いている小間使(こまづかい)の名)を叱り飛ばしたり...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...これと共に美育社は青年小説叢書と題してまづ生田葵山の小説『自由結婚』次に余の拙著『野心』西村渚山の『小間使(こまづかい)』黒田湖山の『大学攻撃』等を出版し...
永井荷風 「書かでもの記」
...ベッキイはすっかり小間使(こまづかい)になりすまして...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...小間使(こまづかい)になりぬ...
森鴎外 「うたかたの記」
...今いう小間使(こまづかい)である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...初(はじめ)五百の祖母が小間使(こまづかい)に雇った女である...
森鴎外 「渋江抽斎」
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