例文・使い方一覧でみる「このま」の意味
スポンサーリンク...それが両方ともに彼がこのまじないのかかった地方に住んでからいよいよ旺盛（おうせい）になった... 
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...このまえお前と協定したことはちゃんと憶（おぼ）えているが...
海野十三 「宇宙尖兵」
...このまま引込んでは...
海野十三 「火星兵団」
...このままほうり出したら...
江戸川乱歩 「影男」
...このまま踏みとどまっていることは出来ない...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...このまま帰ってもいいと思った...
太宰治 「佐渡」
...このままでいてはついには気が狂って了うかも知れぬと思い...
太宰治 「断崖の錯覚」
...「このままでいつまでつづくものか」と考え...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...このままにしておくと殺されるかも知れない――と言うんです」嫌で嫌でたまらない求婚者をここまで伴（つ）れて来たお品には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...このまま放っておくと...
久生十蘭 「無月物語」
...このまま死すも残り惜しき事なし...
福田英子 「妾の半生涯」
...「寧（いっ）そ今夜（こよい）はこのままで」トおもう頃に漸く眼がしょぼついて来て額（あたま）が乱れだして...
二葉亭四迷 「浮雲」
...雪之丞は、背（そむ）けたかおを、のぞき込むようにして、「浪路さま！ 浪路さま！ わたくしでござりますぞ！ 浪路さま！」それこそ、このまま、灰白く、凍って行ってしまいそうにも見えた、まぶたが、かすかに動いた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...このままで行けば...
三好十郎 「肌の匂い」
...このままでは水の泡（あわ）になってしまうぞ」と十兵衛はひらき直った...
山本周五郎 「あだこ」
...「このままでは済ませない」と栄二は独り言を呟（つぶや）いた...
山本周五郎 「さぶ」
...……どうだ、いっそこのまま、夫婦になろうか」「ふ、ふ、ふ……」お袖は、紅皿を持ちながら、唇を反（そ）らして、鏡の中で笑っていた...
吉川英治 「大岡越前」
...武者所の人々は、「いらざる諫言（かんげん）だてをする歌よみめ」と、範綱を憎み、「このままでは、味方の気勢にかかわる」といって、調（ととの）えた御輦（みくるま）を、空（から）のまますすめて、松明（たいまつ）をともし、暗い道を鹿（しし）ヶ谷（たに）の集まりへと急いで行った...
吉川英治 「親鸞」
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