...此以後(このさき)一体怎(どう)する積りなんだい...
石川啄木 「漂泊」
...そのうちに孝ちゃんが止ってこのさきに行っても風がひどいから帰りましょうといったのでたちまち賛成した...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...このさき日本がどうなるのか分らないやうに...
岩本素白 「野の墓」
...「このさきを海老瀬の七曲りといって...
大鹿卓 「渡良瀬川」
......
高村光太郎 「智恵子抄」
...このさきどうしようなんておっしゃっても...
太宰治 「春の枯葉」
...家持はこのさきにほふ花を袖の中へ扱き入れようと歌つたが...
土田杏村 「あしびの花」
...今まで知らぬ自由と楽しさのこのさきに待つとし思えば...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...このさきいろいろ良い仕事をするために...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...しかし読者にこのさきを一通り辛抱して読んでいただければ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...このさきふたりはこれまでのやうにちよいちよい逢はれなくなりさうな気がしてしやうがないの...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...此先(このさき)何(ど)うなるだらうかと疑(うたが)ひ出(だ)した迄(まで)には隨分(ずゐぶん)長(なが)い間(あひだ)經(た)ちました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...さうしてまた此先(このさき)をも...
水野仙子 「悔」
...「お前はこのさきの...
室生犀星 「後の日の童子」
...このさきうろうろできねえように片輪にして...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...此先(このさき)とも...
吉川英治 「魚紋」
...このさきの高氏は...
吉川英治 「私本太平記」
...このさき生きてゆこう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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