...本家の機嫌をそこねると困るという母親の懇願も...
梅崎春生 「狂い凧」
...「元来(がんらい)日本人はむずかしい理屈をこねることに溺(おぼ)れすぎている...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...あなたはしょっちゅう、理屈をこねるか、お金の話か、そのどっちかなのね...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...またもし彼が狙いそこねるか...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...」駄々をこねるように...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...駄々をこねる者ではなく...
豊島与志雄 「春盲」
...」と隆吉は駄々をこねるように叫んだ...
豊島与志雄 「反抗」
...名越は(又、一こね、こねるかな)と、思って「異論かの」と、微笑した...
直木三十五 「南国太平記」
...お民は急に駄々(だだ)をこねるような調子をつくって...
永井荷風 「申訳」
...こまかい心遣いをしそこねるのだった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...赤ん坊のようにだだをこねるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もし商売がお父さんの健康をそこねるというのなら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「判決」
...おまけに近頃では生意気な駄々をこねるのである...
牧野信一 「余の倅に就いて」
...次の書くものをおなかのなかでこねる仕事です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...宮様の尊厳をそこねることはないじゃないか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...だだをこねるようなこともないが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...生意気だ」「小理窟をこねる」「殿へ諂(へつら)う」「ひとを小馬鹿にする」などという反感が...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこねるなよ」「覚運僧都(かくうんそうず)について...
吉川英治 「親鸞」
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