...駄々(だだ)をこねるんだから仕方がない...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...こねる方は、手を引っ込めるタイミングをあやまると、杵で打たれるおそれがあったからだ...
梅崎春生 「狂い凧」
...つくのも、こねるのも、丸めるのも、おおむね身内だけで行うので、特別に日当を払う必要はない...
梅崎春生 「狂い凧」
...あなたはしょっちゅう、理屈をこねるか、お金の話か、そのどっちかなのね...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...いろいろこねるでのう」「法は...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...名越は(又、一こね、こねるかな)と、思って「異論かの」と、微笑した...
直木三十五 「南国太平記」
...担架でなけりゃ嫌だと駄々をこねる...
永井隆 「長崎の鐘」
...為すがままに任せていた方がよい」「それもそうでございますね」「それに越したことはない」「逃げて逃げそこねるよりは...
中里介山 「大菩薩峠」
...適度に水分を含んだ塊を順次に取り出しては菓子つくりのやうにこねるのであつた...
牧野信一 「心象風景」
...おまけに近頃では生意気な駄々をこねるのである...
牧野信一 「余の倅に就いて」
...幾らでもだだをこねるがいいわ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...そうでしょ」「のぶ公ってやつは理屈をこねるのがうめえよ」栄二はそう云って...
山本周五郎 「さぶ」
...それで却(かえ)って肝心のものを掴みそこねるらしい...
山本周五郎 「百足ちがい」
...だだをこねるようなこともないが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...同時にすこし駄々(だだ)をこねるような口調を帯びてきたので...
吉川英治 「黒田如水」
...な、よい子だ』『いや、いや!』吉千代は、駄々をこねる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...なかなか面白い理窟をこねる奴だ...
吉川英治 「親鸞」
...わがままをこねる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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