...「………」僕は年の行かない娘が踊りのお稽古(けいこ)の行きや帰りにだだをこねる時のようすを連想しながら...
岩野泡鳴 「耽溺」
...理窟をこねることの好きなあいつらにかかっちゃ...
高見順 「いやな感じ」
...理窟をこねるほうだ...
高見順 「いやな感じ」
...長い筆の先に粘い絵の具をこねるときの特殊な触感もさらに強く二十余年前の印象を盛り返して...
寺田寅彦 「自画像」
...」駄々をこねるというよりは...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...子供の駄々をこねる泣きっぷりと同じようなものでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...なんぞと理窟をこねるかも知れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...厭だといつて駄々をこねるのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...適度に水分を含んだ塊を順次に取り出しては菓子つくりのやうにこねるのであつた...
牧野信一 「心象風景」
...宮様の尊厳をそこねることはないじゃないか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...美しい人というものは一方の美をそこねるものだから困るのね」と言うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「あたいここのうちがいい」とおとよは子供がだだをこねるように叫んだ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...だだをこねるようなこともないが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...彼は駄駄をこねる度びにあのような憂いげな眼差しをよくした母を思い浮べながら...
横光利一 「旅愁」
...同時にすこし駄々(だだ)をこねるような口調を帯びてきたので...
吉川英治 「黒田如水」
...小理窟をこねる奴だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...駄々をこねるのであろうとばかり受け取っていたので...
吉川英治 「親鸞」
...わがままをこねる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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