...たちまち怪物はこなみじんとなるかと思いのほか...
海野十三 「海底大陸」
...ウィンドー・グラスが粉微塵(こなみじん)にくだけちった...
海野十三 「空中墳墓」
...携帯電灯は粉微塵(こなみじん)になってとび散った...
海野十三 「少年探偵長」
...こなみじんになるのです」「それはどうしたわけですか」「わけを説明しているひまはありません...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...こなみじんにわってしまいました...
江戸川乱歩 「赤いカブトムシ」
...こなみじんになって...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...千尋の谷底へ身体(からだ)は落ちて粉微塵(こなみじん)となるわけです...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...トルストイがその内部の光景をいつも粉微塵(こなみじん)に粉韲(ふんさい)しながら...
田山録弥 「心の絵」
...五体は粉微塵(こなみじん)に飛び...
徳田秋声 「縮図」
...それを認めるよりもむしろ自分を粉微塵(こなみじん)にされたかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...粉微塵(こなみじん)にしてやろうとつとめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お前はこなみじんになってしまうぞ...
豊島与志雄 「ばかな汽車」
...物をもいわず裲襠を剥取(はぎと)ってずたずたに引裂き鼈甲の櫛笄や珊瑚(さんご)の簪(かんざし)をば惜気(おしげ)もなく粉微塵(こなみじん)に踏砕(ふみくだ)いた後(のち)...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...落ちれば鷲よりも弁信さんが先に粉微塵(こなみじん)に砕けてしまうではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...この恋が成功さえすれば天地が粉微塵(こなみじん)コッパイになっても少しも驚きはせぬ...
正岡子規 「恋」
...こなみじんになってしまったろうよ...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...その他のアラユル唯物的な文化思想を粉微塵(こなみじん)に踏み潰して...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...粉微塵(こなみじん)となって相果てました...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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