...『どうでも弾(ひ)きこなす』といういきごみらしいが...
アンデルセン 楠山正雄訳 「影」
...この大芝居をまんまと仕こなすことができたし...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...ああいう風にこなすとああいう工合になるのは当然である...
高村光太郎 「回想録」
...馬を乗りこなすのはお手のものでしたので...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...そうでもして数でこなすより外ないことを小野田は主張した...
徳田秋声 「あらくれ」
...自分がみごとにひきこなす一つのりっぱな楽器にすぎなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...容易(たやす)くこなすことができません...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの娘を使いこなすか...
中里介山 「大菩薩峠」
...数でこなす必要もない...
夏目漱石 「おはなし」
...それを道義上害のないように使いこなすよりほかに...
夏目漱石 「私の個人主義」
...馬を乗りこなすなんて斯んなにも容易いものかと朗らかに口笛吹いたわ...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
...一般歌人よりは自在に言いこなすことを得たり...
正岡子規 「曙覧の歌」
...舞台を踏んで遣りこなす教養がどうしても足りないので不具になる...
宮本百合子 「印象」
...これを住みこなすのは大変な力だ...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...しかしこれを使いこなす暮しはもう去りつつあります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...数でこなすという点が団子と近くなって...
柳田国男 「年中行事覚書」
...誰ものりこなす者がない...
吉川英治 「三国志」
...これほどな刀を差しこなす者は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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