...それと同じやうに或異常なる事件を不自然の感じを与へずに書きこなす必要上...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...大抵は三百行位も書きこなすのだから...
石川啄木 「菊池君」
...夫人の外には読みこなす人が少く印刷所の植字工などの手にはとてもおへなかつたので...
薄田泣菫 「茶話」
...ああいう風にこなすとああいう工合になるのは当然である...
高村光太郎 「回想録」
...日本服を着こなすようにはならないと思いますよ...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...こなす兵馬が疲れないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...綺麗に使いこなすことも知っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...その直下(じきげ)にこれをこなすの機会と時間とを与えられなかったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...この自由をいかに使いこなすかは諸君の権利であると同時に大(だい)なる責任である...
夏目漱石 「野分」
...書きこなす手腕は...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...氏はいろいろな材料を色々な手法で書きこなす人であるが...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...馬を乗りこなすなんて斯んなにも容易いものかと朗らかに口笛吹いたわ...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
...ソヴェトの農民は文学をどう噛みこなすかソヴェト同盟内の労働者大衆が...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...日本人もはじめてバルザックをかみこなす土台をもつようになるでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...鶏が茶碗の破片(かけ)だの小石だのを食べて食物をこなすように胃の機械的作用が食物を砕く時中に固いものが少し交っているとかえってよくこなれます...
村井弦斎 「食道楽」
...これをその相手の気質や力量に応じて使いこなすという天才を持っているからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これを住みこなすのは大変な力だ...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...こんなものを平気で使いこなすのは...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
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