...早速三浦の言尻(ことばじり)をつかまえて...
芥川龍之介 「開化の良人」
...婆々は客の言尻(ことばじり)について見たが...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...しかるにかかる者の語の言葉尻(ことばじり)を捉えて是非の批判を下すは何の陋(ろう)ぞと責めたのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...わたしなんかがあなたに腹を立てる道理があるもんですか」アリョーシャの謝罪にすっかり気をよくしたマリヤがことばじりを引きながら言った...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「おまえはうまく僕のことばじりを押えたもんだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...小学校の先生は彼の「言葉尻(ことばじり)の訛(なま)り」に気がついた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...他(ひと)の言尻(ことばじり)を攫(つかま)へて反抗(はんこう)するんだな...
三島霜川 「青い顏」
...投書に答えたことばじりをとらえて...
宮本百合子 「河上氏に答える」
...わざわざ人を挑(いど)んで詞尻(ことばじり)を取って...
森鴎外 「護持院原の敵討」
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