...その終(をは)りの辞(ことば)に「たま/\花さくも花やかならず茎太(くきふと)けれども斧(をの)にあたらず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...国柄(こくへい)を一人の手に握(にぎら)んとの密謀(みつぼう)あり法皇(ほふわう)も是に応(おう)じ玉ふの風説(ふうせつ)ありと言(ことば)を巧(たくみ)に讒(ざん)しけり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...存外(ぞんぐわい)丁寧(ていねい)な言葉(ことば)を使(つか)ふのが...
夏目漱石 「門」
...腑に落ちないことばかりだ」猪之助は無造作に言ひきつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...明るい語(ことば)が身にしみてゐた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...先づ何と云はう……そのことばかりを考へはじめてゐた...
牧野信一 「香水の虹」
...財布のことばかりを気にしてゐるにも拘はらず...
牧野信一 「風流旅行」
...舟はたちまち岸をはなれ岸の子供らはまだトランクのことばかり云ひ船頭もしきりにそのトランクを見ながら船を滑らせました...
宮沢賢治 「革トランク」
...兄貴は」「君子のことばに...
吉川英治 「三国志」
...黄承彦のことばは...
吉川英治 「三国志」
...また彼のことばには裏にも表にも微塵(みじん)の私心私慾はなかった...
吉川英治 「三国志」
...おそらくは、その策か」ふと、ことばを切って、高氏はここで、右馬介の顔をじっと見た...
吉川英治 「私本太平記」
...ぬかッた」これが二度目のことばであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...「朱王房のことばも...
吉川英治 「親鸞」
...手紙の養父のことばを...
吉川英治 「親鸞」
...親鸞は今までことばをかけたことのないその女に向って...
吉川英治 「親鸞」
...眦(まなじり)をあげていったことばは……」「佐々...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...それを動作やことばに出せない質(たち)だけに...
吉川英治 「源頼朝」
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