...「まなこつぶらに腰太き柿の村びと今はあらずも」――これだけは夢の覚めた後もはっきりと記憶に残っていた...
芥川龍之介 「島木赤彦氏」
...剣状軟骨部(けんじょうなんこつぶ)癒合双体(ゆごうそうたい)と名付ける畸形双生児であったが...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...是(これ)に對(たい)する粉潰(こつぶ)しの道具(どうぐ)も有る可き筈(はづ)なり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...段々(だん/\)小粒(こつぶ)になつて来(く)るのにも不思議(ふしぎ)はない...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...小粒(こつぶ)に替え...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼(かれ)の體躯(からだ)は寧(むし)ろ矮小(こつぶ)であるが...
長塚節 「土」
...雨(あめ)は蹂(ふ)み固(かた)めてある百姓(ひやくしやう)の庭(には)の土(つち)にも※菜(いぬがしら)や石龍(たがらし)の黄色(きいろ)い小粒(こつぶ)な花(はな)を持(も)たせて...
長塚節 「土」
...たしなみの小粒(こつぶ)が三つだけです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ピカリと小粒(こつぶ)をやらう」「へ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...煙草入から小粒(こつぶ)を一つ掴み出して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...謎の金箱から出た小粒(こつぶ)を三つ四つ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小粒(こつぶ)や二朱金(にしゅきん)を金盥(かなだらい)で洗ったり...
長谷川時雨 「西川小りん」
...山椒(さんしよ)は小粒(こつぶ)で珍重(ちんちよう)されると高(たか)い事(こと)をいふに...
樋口一葉 「わかれ道」
...果実は小粒(こつぶ)状の堅(かた)い分果(ぶんか)で...
牧野富太郎 「植物知識」
...二百金のものを小粒(こつぶ)を混ぜて五十両とは何事だ! それへ直れっ!隊二 おい待て...
三好十郎 「斬られの仙太」
...二百金のものを小粒(こつぶ)を混ぜて五十両とは何だ! それへ直れっ!隊二 おい待て...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...燕作の小粒(こつぶ)なからだはみるみるうちに追(お)い越(こ)されて...
吉川英治 「神州天馬侠」
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