...こっぴどく火星人のために撃退されてしまったのである...
海野十三 「火星兵団」
...こっぴどくやっつけられるか...
海野十三 「火星兵団」
...思い切ってこっぴどくやっつけてやったら...
太宰治 「惜別」
...思い切り、こっぴどく、やっつけてやろう、と僕は覚悟して、お昼の休憩時間を待った...
太宰治 「パンドラの匣」
...」夫が正子をこっぴどく叱りつけたりした翌朝など...
壺井栄 「一つ身の着物」
...しかもこっぴどくなぐられそうな場合にぶつかったこともよくあったが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...鞭(むち)でこっぴどく折檻(せっかん)されたことがある...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...犬をこっぴどく打ち据えようとしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...最近のタイムズの私の公開状(その中で彼をこっぴどくやっつけた)を読んでいる筈...
中島敦 「光と風と夢」
...その時も爺さんは旦那にこっぴどく叱られてしまった...
中村地平 「南方郵信」
...こっぴどくとっちめてやりたくなった...
久生十蘭 「黒い手帳」
...こっぴどくやったつもりだが...
久生十蘭 「肌色の月」
...あまりこっぴどくやっつけるので...
久生十蘭 「予言」
...こっぴどく槍玉にあげられたものである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...一度など何か密告したかどで生徒仲間から――その中には自分も加わっていたが――こっぴどく袋叩きにされて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...火の用心のために部屋を見廻っている時に心臓麻痺で倒れた拍子に床でこっぴどく頭を打ったのだ...
平林初之輔 「犠牲者」
...プラウトゥスの方をこっぴどくこきおろしたためでもあった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こっぴどく油をしぼられたよ」玄四郎は唾をのんだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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