...何となくこってりしたあくどさがあった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...こってり塗りたてた顔が...
徳田秋声 「あらくれ」
...こってりした生花がしてあって...
徳田秋声 「仮装人物」
...こってり顔を塗っているのを...
徳田秋声 「黴」
...こってりと咲かれると...
中里介山 「大菩薩峠」
...京大阪のこってりしたのにいささか食い飽きの形ですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...名古屋の女のこってりした風味をそれとなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...こってりしたあだものの粋づくり...
中里介山 「大菩薩峠」
...こってりと花などを一面に書き埋(うず)めてあるもので...
中谷宇吉郎 「九谷焼」
...少々位こってりした取り廻しをされたところで...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...こってり口紅が付いているんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
......
槇村浩 「青春」
...大奥のこってり化粧(づくり)にも...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...現実に主観のこってりとした隈(くま)をつけて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...脂の乗ったこってりしたところをそれこそ食傷するほど……」わあっと笑って叩いたり叫んだり...
山本周五郎 「契りきぬ」
...こってり煮込んだとこを持ってこいや」「たいそうお飲(い)けになりますな」「ヘンな面(つら)するない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...こってりした肴(さかな)はいらんぞ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...こってり盛装したすがたをすぐその後から見せて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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