...前夜こっそりと小町の邸へ忍び入って...
上村松園 「謡曲と画題」
...よっぽどこっそりと上って行ったものに相違ない」「なる程...
江戸川乱歩 「五階の窓」
...しかし媛(ひめ)が、またこっそりと、ほかの首飾りのきれをわたしてくだすったので、大国主神は、その晩もそれでむかでやはちを追いはらって、また一晩じゅうらくらくとおやすみになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...こっそりと外(そと)へまわってお部屋の窓の下へかくれました...
鈴木三重吉 「ぶくぶく長々火の目小僧」
...こっそりと私の部屋へはいった...
太宰治 「断崖の錯覚」
...細君が昼寝をしている時にこっそりとその栓へ油を差して其処を滑(なめら)かにしておきました...
谷崎潤一郎 「途上」
...彼は夜中こっそりとこの郵便局へ忍び込んで...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...こっそりと立去ってしまった者がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...こっそりと壁にくっついた蝙蝠(こうもり)のように...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...こっそりと帰ってくるのを...
久生十蘭 「あなたも私も」
...こっそりと肉を切りとったのである...
久生十蘭 「海難記」
...人と旅行しても、こっそりと、家族風呂などに、一人だけで入るのだった...
火野葦平 「花と龍」
...こうして毎日朝湯の序でにこっそりと隠れるように家へ帰っては病める良人を看ながら五日辛抱すると...
細井和喜蔵 「女給」
...こっそりと庭へ抜け出していった...
堀辰雄 「幼年時代」
...こっそりと彼に手紙を届けてきた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...又こっそりと窓から出て行きましたが...
夢野久作 「白髪小僧」
...そうしてその手紙をこっそりと自分の室に持ち帰りまして秘密に開封して読んでみますと...
夢野久作 「暗黒公使」
...しきりと一人でこっそりと訪(や)ってきた...
吉川英治 「親鸞」
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