...片隅に柱時計がこちこちいっていた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...こちこちになって...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...おかずもなしにこちこちたべている...
上村松園 「余齢初旅」
...古くて皮がこちこちになっている...
梅崎春生 「幻化」
...またはこちこちにひからびた人間になっているか...
梅崎春生 「桜島」
...それはまるで氷河のようにこちこちに固まった古い雪であったが...
海野十三 「三十年後の東京」
...こちこちの固い良心をもった人は...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...彼はまず第一にこちこちのネクタイを襟(えり)もとから引んもぎって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...彎曲したこちこちの根が...
豊島与志雄 「蓮」
...隆吉の高い凸額(おでこ)が瀬戸物のようにこちこちして見えた...
豊島与志雄 「反抗」
...こちこちに固くなって...
豊島与志雄 「傍人の言」
...こちこちの木煉瓦(もくれんが)の路地をあるくおれの靴音がこつんこつんとひびいて...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...それからこちこちな寝床...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...こちこちのまるで揚煎餅(あげせんべい)のように薄っぺらな...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...こちこちの金の薯(いも)で一杯でした...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...手首がこちこち、指が痙攣(けいれん)している...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...雁首(がんくび)にてこちこちと錠をうちて明け「へえおつかさん...
三木竹二 「いがみの権太」
...一郎も河原にすわって石をこちこちたたいていました...
宮沢賢治 「風の又三郎」
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